遥かなる文芸春秋
デタラメな慰安婦論のオピニオンリーダー週刊文春 藤岡信勝やら室谷克己、西岡力や大高未貴らーーいわいる嫌韓扇動家やろくに資料も知らない自称研究家に「慰安婦」問題を語らせて来たのが『週刊文春』である。その結果、彼ら流にアレンジされたデタラメな慰…
戦争当時、『文藝春秋』は30代~40代くらいの人たちに広く読まれて一人勝ち状態だった。2010年『「文藝春秋」とアジア太平洋戦争』(武田ランダムハウスジャパン)を出版した国際日本文化研究センター教授の鈴木貞美氏はこう述べている。 「軍部は戦争に…
『岩波書店と文芸春秋』(1996)という本がある。その中で「文春」の創刊に関わった岩川隆がこの雑誌の内幕を書いている。 岩川によると「(梶山季之は)新潮に追いつけ、追い越せの毎日の仕事の中で、自明の理、大原則は、新聞社系に負けないためにも足…
朝日新聞の「吉田清治記事訂正」記事が掲載されたのは、8月5日だった。そろそろ各新聞、雑誌の論調が出揃ったようなので、まとめておこう。それにしてもゲスの勘ぐりのような記事が続出である。しかも西岡力や藤岡信勝などにコメントさせている新聞・雑誌…
『遥かなる「文芸春秋」』という自画自賛本がある。作者の白川浩司氏は、90年代以降の「諸君」や「文芸春秋」の編集長を歴任した人物である。そして西岡力をひいきにしたのもこの人物である。 そこでこの人の書く慰安婦論は、文芸春秋社全体が考えている慰…