河野談話を守る会のブログ2

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中山議員のTPP変節の理由

の続きである
 
 
 
 
 
中山(成)委員 そのとおりですよね。要するに、税金で消費を抑えるんじゃなくて、消費をふやして税収を上げる、そっちの方がよっぽどいいんですよ。やはり豚は太らせてから食べろということだと私は思いますので、御理解いただきたいと思っています。
 
「豚は太らせてから食べろ」だそうだ。
「豚」というのは、「税金を収める国民」の事なのだろうが、もっと別の言葉を使うべきだろうに。(ため息)
 
しかし、それよりも、その後が問題である。
(周りからも失笑が起きている)
 
中山議員がつい最近までTPPに反対していたがそれがコロッと変わって、安部総理がTPPを決断したからという理由で賛意を述べている。
 
どんな理由だ、それは?
 
 
 
 
TPPについて御質問したいと思うんです。

 私はTPPには反対です。 でしたと言うべきかな。 総理が決断された以上は、もう今さらどうこう言えませんけれども。

 なぜかというと、私は自民党時代……(発言する者あり)いや、いずれそうなるんですよ、それは。自民党時代、アメリカの圧力をずっと感じてきたんですね。アメリが、グローバリゼーションという名のアメリカナイゼーションで、
ずっとこの圧力にさらされてきた、そういう経緯をよく知っているんですよ。古くは、日米繊維問題、あるいは自動車の輸入割り当て、あるいは四百兆円という公共事業の無理やり押しつけ
 
「私はTPPには反対です。でしたと言うべきかな。総理が決断された以上は、もう今さらどうこう言えませんけれども。」・・・だそうだ。
 
 
結局は自分の信念でTPPを反対していた訳ではない訳だ。
 
しかし、それにしても中山議員は現在、野党の一員である。
 
自民党員でもないのに、「総理が決めたから、従う」とは、・・・?
シッポを振るにもほどがある。
 
現政権にシッポを振るのは、同じ歴史修正仲間だからだろうか?
 
ネット右翼たちは好みらしいが、筋が通っているとは到底思えない。
 
こういう人物に限って「日本は武士道の国だ」とか、そういう事を言いたがるのである。
しかし、”筋を通す”とか”武士道の潔さ”などその人物のどこにも見当たらないのが常なのだ。
 
ところで最後の「四百兆円という公共事業の無理やり押しつけ」なんて、あったっけ?
ちょっと記憶に無いので、どなたか知ってるなら教えていただきたいものである。
この中山議員、反米右翼のお仲間かな?
 
靖国信奉者の中には、「日本はアメリカにはめられて、太平洋戦争に引きずり込まれた」とか言う「日本=被害者論者」が存在している。被害者意識の強い彼らは「アメリカが悪いんだ」と思いたい訳だが、どう見ても暴走した関東軍満州事変を始めやがて中国を侵略しながら、アメリカをはじめとする国連との関係を著しく損なう過程を無視しているとしか言えないだろう。そして石油輸出禁止やABCD包囲陣を強調するだけである。
そこでこういう人達の中には、小堀桂一郎のようにアメリカを殊更に非難する傾向があり、ある意味明治維新以来の反米保守の100年史(林房雄)を正統に引き継いでいる。その小堀がべた褒めした田母神俊雄は、江藤淳か、はたまた石原莞爾の後継者のように、「アメリカはユダヤ(=共産主義)のスパイの陰謀で対日戦争に引きずり込まれた」「大東亜戦争は白人支配から有色人種を解放する聖戦だった」と講演して回っている。「聖戦」というところがミソの一つである。
太平洋戦争の最中には、軍部主導の鉄拳まじりの愛国教育の甲斐があって、対米戦争を「聖戦」と信じる軍国少年少女たちが複数いた。謀略で始まった満州事変に昭和天皇は不快感を示したというが、その臣民の中には軍への慰問袋で差し入れが大量にあったのだ。
ある種の人々にとって、まさにあれは「聖戦」だったが、他の多くの人達にとっては無意味に不幸をつくる戦いでしかなかった。やがて敗戦と共に軍部が流していた情報が嘘八百であった事を人々は知った。
清沢きよし(外交評論家)は、軍部主導でメディアから流れるヒステリックな言語に嫌気を感じながらこう記録している。
 
17年、12月9日
 
・・・ラジオは感情的叫喚であった。・・・・米国は鬼畜で英国は悪魔でといった放送で、家人さえもラジオを切ったそうだ。・・・・
 
 
18年、3月4日
 
各方面で英、米を憎むことを教えている。
秋田県横手町の婦人会は、チャーチルとローズベルトの人形を吊って、女子供が出てザクリザクリと突き刺していると今朝の毎日新聞。・・・・・・・
 
「暗黒日記」より

 
戦時中こうしたウソを教え込まれた軍国少女芹沢 茂登子 は、それがウソだと知った時の衝撃を証言している
 イメージ 2
 
 
ところが、再びあの暗黒と偽りの世界へと誘おうと言う人々がいるらしい。