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安倍首相、ついに真実の前に屈するか?!

 
 
 

辻本議員の質問主意書に対し、安倍政権がついに「河野談話を継承する」と閣議決定しました

 
2013年5月24日更新 ブログトップへ
私が提出した質問主意書に対する答弁書が本日閣議決定されました。
安倍首相が、現在、河野談話を継承しているかを問うた質問主意書に対し、その内容は、
「政府の基本的立場は、官房長官談話を継承している」
というものでした。第二次安倍政権ではじめて、「河野談話を継承する」と閣議決定したのです。
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慰安婦問題に関する一連の閣議決定について<報道資料>
予算委員会における辻元清美慰安婦問題についての質疑に係る安倍首相の答弁に対する質問主意書
問>四 安倍総理は現時点で、1993年8月4日の内閣官房長官談話(いわゆる「河野談話」)を継承しているか。今後も「河野談話」を継承するか。
答>一、二の7から9まで、三及び四について 先の答弁書(=辻元清美が出した質問主意書に対する平成19年3月16日の答弁書)三の2についてでお答えした政府の基本的立場と同じである。
政府の基本的立場は、官房長官談話を継承している
●「侵略の定義」など安倍首相の歴史認識に関する質問主意書
問>二-4 「河野官房長官談話」では「いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる」とあるが、安倍首相は同じ姿勢か。
答>二について お尋ねについては、先の答弁書(=辻元清美が出した質問主意書に対する平成18年10月10日の答弁書)五及び七の2についてでお答えしたとおりである。
→いわゆる従軍慰安婦の問題についての政府の基本的立場は、平成5年8月4日の内閣官房長官談話を受け継いでいる
●「極東国際軍事裁判」及び「旧オランダ領東インドにおけるオランダ人女性に対する強制売春」についての安倍首相の認識に関する質問主意書
問>二 (軍・官憲による暴力的拉致のケースが数多く記録されているオランダ政府の公文書について)河野官房長官談話は「(慰安婦の募集については)官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった。」としているが、(A)~(D)それぞれのケースはそれに相当するか。安倍首相の認識を示されたい。
答>二について お尋ねについては、先の答弁書(=辻元清美が出した質問主意書に対する平成19年4月20日答弁書)二の1から10までについてでお答えしたとおりである。
→オランダ出身の慰安婦を含め、慰安婦問題に関する政府の基本的立場は、平成5年8月4日の内閣官房長官談話のとおりである
その他、下記の答弁も出ている。
●軍隊の女性に対する人権侵害や性暴力に係る安倍首相の認識に関する質問主意書
問>二 日本政府は、第二次世界大戦当時、いわゆる「慰安婦」を置くような慰安所制度に相当する制度をもっていた国を把握しているのか。あるとすれば、それはどこか。
答>二及び三について お尋ねの国については、政府として把握していない。
●「侵略の定義」など安倍首相の歴史認識に関する質問主意書
問>日中戦争満州国建国、太平洋戦争、真珠湾攻撃 は、安倍首相自身は侵略行為だったという認識か。
答>一の6から10までについて 国際法上の定義については様々な議論が行われており、お尋ねについては確立された定義を含めお答えすることは困難である。
 
 


 
 
 
安倍が真実の前に屈したのなら、良かったのだけど、そういう訳でもないだろう・・・・・詭弁の言い逃れがまたいずれ始まるだろうよ。
ただ、これで安倍氏も2007年の幾重にもごまかしの論理をこね回した閣議決定を「これが日本政府の公式見解だ」などと主張できなくなった。今回の質問趣意書の経由からも分かるように、ただ以前からの政府見解を焼きなおしたものであることが明らかだからである。