河野談話を守る会のブログ2

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「謝罪してない」と言い張る人



前記事で安倍首相発言 (2007年3月5日)

決議案には明らかに事実誤認があるということを申し上げているわけでございます」

アメリカには、事実誤認がある」

これは、別に決議があったからといって我々は謝罪するということはないということは、まず申し上げておかなければいけないと思います。」

「この決議案は客観的な事実に基づいていません」

「ですから、この決議案には明らかに事実誤認があるということを申し上げているわけでございます」



と国会の場で小川議員に対して強弁している。

つまり、「アメリカは事実誤認している。」「間違ってる」のだから、我々は謝罪するということはない」と安倍は繰り返し強く述べているのである。


しかし、それから2カ月も経たない内に安倍は、米国議会に行って謝罪し、ブッシュとの記者会見でも謝罪している。




安倍総理慰安婦の問題について昨日、議会においてもお話をした。自分は、辛酸をなめられた元慰安婦の方々に、人間として、また総理として心から同情するとともに、そうした極めて苦しい状況におかれたことについて申し訳ないという気持ちです、20世紀は人権侵害の多かった世紀であり、21世紀が人権侵害のない素晴らしい世紀になるよう、日本としても貢献したいと考えている、と述べた。またこのような話を本日、ブッシュ大統領にも話した。 
 
 安部は「・・・・申し訳ない気持ちです」と謝罪している。



ところがこれを「謝罪してない」と言い張る人がいた。

西岡力である。

『よくわかる慰安婦問題』(草思社P203)でこう書いている。

・・・・「申し訳ない」と謝った部分だ。総理は国会で米議会が決議を採択しても謝罪はしないと明言している。それとここでの「申し訳ない」との表明は矛盾しないのか?私はぎりぎり矛盾しないと考える。



うわ、こんな人がいるんだ?

「申し訳ない」と述べても、それは「謝罪じゃない」らしい。するとどう言えば謝罪になると言うのだろう?

会見ではブッシュ大統領も「安倍の謝罪を受け入れる」と言っていたが、これが謝罪じゃないならどうなるんだ?
ブッショを騙したということになり、国際問題である。

こうなるともうどんな詭弁の理屈も可能になってしまう。

そしてそれ以前に安倍はどうして

決議案には明らかに事実誤認があります。」

「客観的な事実に基づいていません」

とブッショと米議会に言わないのか?

日本の国会では、そう強弁していたではないか?

当然、アメリカ議会でも、そう言うだろう。ところが出て来た言葉は「申し訳ない」であった。

・・・でもそれは「謝ってない」と西岡???

相当意味不明な人達である。いいコンビだ。

20世紀には、様々な悲惨な事もあったが、21世紀にも日本では悲惨な事が繰り返されてしまいそうである。
今、我々は多分、分かりにくいが馬鹿らしいペテンを目にしているのである。