河野談話を守る会のブログ2

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強制連行の概念定義 壱 詐欺も定義に入るだろ!


ウヨのバカさ加減は、自分の頭で考えない事である。だからみんな判で押したように、同じことばかり書きこんで来る。

[金太郎アメ]か、お前らは?

皆、「吉田清治がどうのこうの」、に「強制連行がどうのこうの」・・・・である。
「強制連行」という言葉の定義さえ知らないクセにこんな事を書きこむのだから、話にならない。

さらにまだ実証研究も始まらない時代・・・つまり黎明期に・・・・・一部の人々に信じられていた吉田清治の証言・・・・それが信憑性を失って、もう20年も経つのに、いまだに「吉田清治」「吉田清治」ばかり言っている。多分、西岡あたりの本を読んで洗脳されるんだろうが、この20年間成長しないらしい。

韓国の挺身隊問題対策協議会さえ1993年に発刊した証言集『証言・強制連行された朝鮮人慰安婦たち』の中で、吉田に対する疑問を書いた後で、強制連行の定義をこう書いている。

当時の国際条約に規定されているように[詐欺または、暴行、脅迫、権力乱用、その他一切の強制手段]による動員を強制連行だと把握するならば、本調査の19人の場合は大部分が強制連行の範疇に入る。

   (挺身隊問題対策協議会『証言・強制連行された朝鮮人慰安婦たち』明石書店1993.10.3、P.26)

と書いて「強制連行」の定義を明確にしているのだが、日本の右翼達は「強制連行」の定義もつけないで、無かったとか言い張るだけなのだから、お粗末様というしかないだろう。ここで挺対協が述べている定義では、詐欺や強迫も「強制連行」の中に入っている。

吉見義明教授の定義もこれとほとんど同じである。

一般には、強制連行というと人狩りの場合しか想定しない日本人が多いが、これは狭義の強制連行であり、詐欺などを含む広義の強制連行の問題をも深刻に考えてしかるべき

つまり詐欺もちゃんと入れろ、と言っているわけだ。

この主張は、傾聴に値する。・・・というのは、北朝鮮による日本人の拉致事件も同じだからだ。

1978年に飲食店従業員の田中実さんが(28才)が「甘言により海外に連れだされた後に北朝鮮に送り込まれた」と警察は発表した。これはもちろん家にいる人のところに行って泣き叫ぶ中を無理に連行したわけではないが「拉致である」と認定している。(警視庁「元飲食店店員拉致容疑事案(兵庫)について」2005年)

これを「拉致認定」するのなら、同じように甘言をもって騙して慰安婦にした例も「拉致認定」すべきである。そして全ての慰安婦は軍が発案、計画し業者を認定し管理までしたのだから、日本政府の責任を逃れる事は不可能なのである。
ちなみに北朝鮮が拉致を命令したという公文書は発見されていない。