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「秘密保護法案」は「安倍首相の趣味」・・・だよねー


アメリカの政府筋の人達が「秘密法を造るように言った」とかいう報道もなされているが、自民党内でそういう説明がなされているはずの自民党議員が

特定秘密保護法案について、自民党衆院議員の村上誠一郎元行革担当相(61)が毎日新聞の取材に「財政、外交、エネルギー政策など先にやるべきことがあるのに、なぜ安倍晋三首相の趣味をやるのか」と述べ、今国会での成立を目指す安倍内閣の姿勢を痛烈に批判」
という。

つまり、アメリカの要請(ないしは打診)もあっただろうが、村上誠一郎元行革担当相「安倍の趣味」であるという認識である。
安倍の趣味=右翼・・・である。

成立を急ぐ裏には、自身に対して向けられているTPPや福島汚染水問題、憲法改悪問題など・・・これらの全てに関する批判・反対意見を抑え込みたいという欲望があるように思える。何が「秘密指定」されているかさえ分からず、法案作成過程さえ黒塗りの”秘密指定?”がなされているこの法案は、将来言論弾圧と抑制に使われる可能性が極めて高い。平成の「治安維持法」または「軍機法」と言われる所以である。
とりわけ「慰安婦問題についての反対言論」の抑制に使われる事を私は危惧している。例えば防衛研究所が隠している7000点あまりの先の戦争資料(BC兵器の人体実験を含む)を秘密指定にしてしまえば、その内容を探っている我々はそれだけで懲役を食らう可能性がある。「懲役」まで行かなくても「容疑」という形で「家宅捜査」されたり、留置所に放りこまれる可能性が高く、それはそれなりの苦痛であろう。ここ数年、反原発運動への不当逮捕や別件からの慰安婦NPOへの家宅捜査などがなされて来た実情から考えれば、十分に考えられる事だ。この法案の成立は警察の権限を増大させる事になるだろうから、それを担保にした不当捜索と逮捕が増大するかもしれない。さらに現在でさえそれに対する十分な報道がなされておらず、「秘密指定」の可能性はさらにメディアの委縮を招くものと思われる。
つまり、メディアは委縮し、警察力は増大というまさに戦前の警察国家の様相を呈するわけだ。

ゆえにこの法案を破棄する事は今国会の最大の焦点である。





<自民・村上氏>秘密保護法案 「首相の趣味」身内も批判

毎日新聞 10月24日(木)11時38分配信
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特定秘密保護法案への懸念を語る村上誠一郎・元行革担当相=東京都千代田区衆院第1議員会館で2013年10月23日午後4時39分、青島顕撮影
 安全保障に関する国家機密の漏えいに厳罰を科す特定秘密保護法案について、自民党衆院議員の村上誠一郎元行革担当相(61)が毎日新聞の取材に「財政、外交、エネルギー政策など先にやるべきことがあるのに、なぜ安倍晋三首相の趣味をやるのか」と述べ、今国会での成立を目指す安倍内閣の姿勢を痛烈に批判した。25日の閣議決定を前に、法案に身内から強い反発が出た形だ。

【官僚がどう法案を練り上げたかは…】秘密保護法案:検討過程「真っ黒塗り」 情報公開請求に

村上氏は特定秘密保護法案と国家安全保障会議(日本版NSC)設置法案について「戦争のために準備をするのか。もっと平和を考えなければいけない」と懸念を表明。さらに「(特定秘密保護法案には)報道・取材の自由への配慮を明記したが、努力規定止まりだ。本当に国民の知るべき情報が隠されないか、私も自信がない。報道は萎縮する。基本的人権の根幹に関わる問題だ」と、国民の「知る権利」が侵害を受ける危険性に言及した。

村上氏は22日、自民党総務会を途中退席して法案了承に反対の意向を示した。村上氏は「党総務会は官邸の意向を振りかざし、熟議のないまま進んでいる。慎重な上にも慎重にしなければいけない」と合意を急いだ党運営を批判。退席者が自分一人だったことには「小選挙区制では党が公認、カネ、人事の権限を握る。政治家の良心として言わねばならないことも言えなくなっている」と話した。衆院本会議での採決については「懸念する点が解消される修正があるかどうかだ」と審議を見守る考えを示した。

村上氏は衆院政治倫理審査会長。愛媛2区選出で当選9回。新人時代の1986年11月、谷垣禎一氏(現法相)、大島理森氏(元党幹事長)ら自民党中堅・若手国会議員12人の一員として、中曽根康弘内閣の国家秘密法案への懸念を示す意見書を出した。【青島顕】