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<NHK経営委員>新聞社拳銃自殺事件を礼賛




「きれいなねえちゃん食いたい」とか「南京事件は無かった」とか品性と知性に疑問符がつくツイートを連発する百田尚樹と言い、この「自決礼讃」の長谷川三千子埼玉大学名誉教授と言い、安倍のお友達の【NHK経営委員】にはうんざりする。

なるほどあの戦争を「大東亜戦争」と礼讃し、特攻を無謀な自滅として考えないような靖国的な考え方をしない限り安倍のお友達にはなれないらしい。








<NHK経営委員>新聞社拳銃自殺事件を礼賛

毎日新聞 2月5日(水)2時31分配信
 1993年に抗議先の朝日新聞社で拳銃自殺した右翼団体元幹部について、NHK経営委員の長谷川三千子埼玉大学名誉教授(67)が昨年10月、この自殺を礼賛する追悼文を発表していたことが分かった。メディアへの暴力による圧力には全く触れず、刑事事件の当事者を擁護したと読める内容で、NHK経営委員の資質を問う声が出ている。

【写真で見る】文集に掲載された追悼文

自殺した元幹部は新右翼「大悲会」の野村秋介・元会長(当時58歳)。警視庁公安部などが銃刀法違反容疑で同氏の自宅などを家宅捜索した。長谷川氏は元幹部の没後20年を機に発行された追悼文集に「人間が自らの命をもつて神と対話することができるなどといふことを露ほども信じてゐない連中の目の前で、野村秋介は神にその死をささげたのである」と礼賛。野村氏の行為によって「わが国の今上陛下は(『人間宣言』が何と言はうと、日本国憲法が何と言はうと)ふたたび現御神(あきつみかみ)となられたのである」と憲法が定める象徴天皇制を否定するような記載をしていた。

また、朝日新聞について「彼らほど、人の死を受け取る資格に欠けた人々はゐない」と不信感をつづっている。

追悼文は昨年10月18日に東京都内の会合で参列者に配布された。政府は同25日、衆参両院に長谷川氏ら4人をNHK経営委員会委員とする同意人事案を提示、11月8日に正式同意されている。

長谷川氏は毎日新聞の取材に「非常勤のNHK経営委員には自らの思想信条を表現する自由が認められている。自らの仕事として精神思想史の研究を行ったり、民族主義者の追悼文を書いたりすることは、経営委員としての資格とはまったく無関係のこと。経営委員には番組作りに関与する権限はなく、追悼文を書いたからといって意図的な特集番組を放送することはありえない。経営委員は常にルールに従って行動している」としている。

NHK経営委員の政治的な発言を禁じる規則はない。しかし放送法31条は、同委員の資格として「公共の福祉に関し公正な判断をすることができ、広い経験と知識を有する者」と定めており、議論になりそうだ。

◇資質疑う声も

経営委員会は事業計画や毎年の予算の議決、会長の任命・罷免などを行うNHKの最高意思決定機関。委員12人(任期3年)は衆参両院の同意を得て首相が任命する。委員には政党役員や同一政党に所属する者が5人以上いてはならない。

長谷川氏は昨年11月、作家の百田尚樹氏らとともに選ばれ「安倍カラー人事」と言われた。百田氏は3日、東京都知事選で田母神俊雄候補(無所属)の応援演説に立ち、南京大虐殺はなかったなどと歴史認識に関する持論を展開、波紋を広げた。

放送法では個別番組の編集などに関与することはできないとされている。ただし経営委員会事務局によると、個人の思想・信条に基づいた行動は妨げられないとしている。

服部孝章・立教大教授(メディア法)は「長谷川氏は言論機関に拳銃を持ち込み、発射したというテロ行為とみなされる刑事事件を何ら批判せず、むしろ礼賛している。このような人物をNHK経営委員に任命した責任を政府は問われなければならないし、国会は同意した責任を問われなければならない」と指摘した。

作家の柳田邦男さんは「品格と見識を疑われるような言説だ。経営委員は、不偏不党が求められるNHKのあり方を左右する立場だ。その職に、こうした人物が選ばれることに時代の危機を感じる」と語った。

長谷川三千子(はせがわ・みちこ)

1946年生まれ。埼玉大名誉教授、哲学者。「2012年安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」の代表幹事。少子化対策として、女性が家庭で育児に専念し、男性が外で働くのが合理的という趣旨のコラムを1月に発表、議論になった。

野村秋介氏拳銃自殺事件

右翼団体「大悲会」の野村秋介元会長が、自身の政治団体風の会」を週刊朝日のイラストで「虱(しらみ)の党」とやゆされたとして抗議。1993年10月20日、朝日新聞東京本社15階応接室で拳銃自殺を図り、死亡した。以後、同年の文芸春秋社長宅発砲事件など言論テロが続いた。





全人類の中で、ナチスや日本のウヨクは、病んだ細胞のようなものである。大きく変質しており、病識がないので治療が難しい。ゆえにその言論や行動は常に欧米やアジア各国で”異質”であり、日本国の孤立を招くものになってしまう。

今や人類はすでに、個々の人間の価値を追求する時代に入っている。人には、生きる権利や言論・宗教の自由など、様々な自由が与えられ、その人権思想はやがて全人類に及ぶだろう。

世界には今はまだ、軍事政権に抑圧されたり、飢えに苦しむ子供達もたくさんいるが、いづれ我々は、こうした問題を全て解決できるはずである。

こうした中で日本のウヨクは、「テンノウがー」とか「我が国のー」「アイコクがー」とか言いながら、人を殺そうとして銃を撃ったり、刃物を刺そうとしたり、あるいは自殺したりし、あげくはそれらの行動を英雄の行為のように礼讃し、崇拝するのである。それは今始まった事ではない。

2・26事件やそれよりもはるかに昔の原敬暗殺事件であるとかその時代にすでに、犯罪者を英雄視する風潮がウヨクには蔓延していた。ゆえに彼らは、「一人一殺」のテロリズムを行った。それが「英雄行為」だと思いこんだのだ。

その歪んだ理念がかつてこの国を狂気の果てに追い込んだ事さえ彼らは理解していない。それを理解する代わりに「アメリカに追い詰められた」とか「ソ連の謀略にはまった」とか言ってるだけである。
その醜い言い逃れが、日本を危うくしているのである。