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韓国長官の国連人権理事会で慰安婦問題訴えと挺対協の論評

総合ニュース

2014年 03月 07日(金)



韓国長官 国連人権理事会で慰安婦問題訴え=日本批判


ジュネーブ聯合ニュース】韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官は5日、スイス・ジュネーブでの国連人権理事会のハイレベル会合で基調演説し、旧日本軍の慰安婦問題を国際社会に訴え、日本の変化を強く求めた。旧日本軍の関与と強制性を認めた河野洋平官房長官談話を見直す動きが日本にあることについて、「国連の人権メカニズムに対する正面からの挑戦」「反人道的・反倫理的処置」などの表現を使い、強く批判した。
 韓国外相が国連などの国際舞台で「日本軍慰安婦」と直接的な表現を使ったのは今回が初めて。これまでは「戦時における女性の人権問題」など、間接的な表現で日本の態度変化を促してきた。 
 尹長官は「21世紀の現在でも紛争下の性暴力問題が悪化しているのは、過去に起き、まだ解決されていない問題とも関連がある」として、「実証的な事例が日本植民地下の日本軍慰安婦問題」と指摘。「同問題は韓国、中国、東南アジア、オランダなどの被害国と日本の間の問題だけでなく、人類の普遍的人権問題で、いまなお続く現在の問題」と強調した。
 国連人権委員会のクマラスワミ報告書やマクドガル報告書などを挙げ、「このような国連の人権メカニズムは日本政府の責任を認定し、政府レベルの責任ある措置、正しい歴史教育などが必要だということを明らかにした」と指摘した。
 尹長官は、「最近になって日本の政治家の一部が約20年前に日本政府が慰安婦問題について日本軍の関与と強制性を認め、謝罪と反省の意を表明した政府談話(河野談話)まで再び検証しようと動き出している」とした上で、「さらに2日前には日本政府内で後世の教育を担当する高官が慰安婦問題は捏造(ねつぞう)されたものと発言した」と批判した。
 また、「これは生涯を当時のおぞましい記憶の中で精神的、肉体的苦痛に耐えてきた全世界の日本軍慰安婦被害者の名誉と尊厳を再び踏みにじるもので、歴史的真実から目を背けた反人道的、反倫理的処置」と指摘。「これまで20年余り、国連メカニズムが日本政府に対して数回にわたり要請したことに対し正面から挑戦するもの」と断じた。
 さらに、「このような状況で日本政府が『21世紀の今日も女性に対する性暴行が絶えない現実に憤慨する』と言いながら、『女性が輝く世の中を作るために努力する』と主張するのは二重の態度」と指摘した。
 尹長官がこの日の演説の半分近くを使って慰安婦問題に言及し、日本の態度を強く批判したのは、日本の最近の動きが限界を越えたとの判断があったものとみられる。韓国外相が人権理事会に出席するのは約7年ぶり。尹長官のハイレベル会合出席は検討の結果、一度見送られたが、最終的に出席が決まった。
 尹長官はまた、最近発表された国連北朝鮮人権調査委員会(COI)の報告書と関連し、「韓国はCOIが北側に人権状況改善を促した点に注目し、北で人権改善のための実質的な措置を取ることを期待する」と評価。「国際社会は人権理事会を中心に北の人権状況改善のために取れる効果的な後続措置に関し、議論を速やかに始めなければならない」と指摘した。



これについて挺対協の論評

 

 
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-挺対協 論評-
 
日本軍「慰安婦」問題解決を求める韓国外交部長官の国連演説を歓迎し
日本政府に被害国政府と国際社会の厳重な警告を受け入れるよう要求する
 
 
ユン・ビョンセ外交部長官が5日(現地時間)、スイス・ジュネーブで開催された第25回国連人権理事会の基調演説で日本軍「慰安婦」問題解決を強く求めた。これは2006年以降、外交トップが人権理事会に参席し国際舞台で日本軍「慰安婦」問題を初めて直々に提議したもので、最近深刻となっている日本政府の犯罪否認・歴史歪曲について韓国政府がどれほど厳重に受け止めているのかを見せてくれた。
 
一方では、なぜもっと早い時期にできなかったのかという残念さもあるが、今からでも断固とした韓国政府の立場を国際社会に明らかにしたことについて積極的に歓迎する。ユン長官の発言どおり、「日本軍『慰安婦』 問題は韓国・中国・東南アジア・オランダなど被害国と日本間の問題だけではなく、人類の普遍的人権問題であり、今なお続く現在の問題」である。特に最近安倍首相や右翼議員たちが妄言を続け、日本軍「慰安婦」問題に対する日本軍の関与を認めた河野談話を見直そうとの動きまで本格化している限り、歴史否定と人権侵害問題であることは自明である。また、日本のこのような態度について、これまで20年余り国連機構が日本政府に対して責任ある措置を要請した勧告に対し正面から挑戦するものであるとの長官発言は全くもって揺るぎのない事実である。
 
これまで国連や国際社会に向かって被害者と市民社会が絶えず訴えることで引き出してきた数多くの報告書・勧告・決議そして友好的世論を、今後は韓国政府が引き継ぎ、前面に立って堂々した外交を行ってくれるよう期待する。ひいては韓国政府も認識しているように、戦時性暴力中断のための国際社会の努力とともに、より積極的な役割を担ってくれることを願う。
 
武力紛争下の女性への暴力の中で最も極端で残酷なケースだといえる日本軍「慰安婦」問題を解決することこそが、今も続く戦時性暴力慣行を根絶する第一歩であり原動力となることだろう。これほど重要な日本軍「慰安婦」問題を解決するため20余年国際市民社会と国連が行ってきた努力さえ無視し、努力の成果を否定・拒否している日本政府は、今からでも国際社会の要求を謙虚に受け入れ被害者の名誉と人権を回復する措置をとらなければならない。そうでなければ、日本政府が[戦時性暴力根絶に関するG8宣言]を順守するということも、国際刑事裁判所の被害者信託基金に寄与するということも、空虚な言葉遊びにしかならない。被害者と被害国、国際社会の厳重な警告を重く受け入れ速やかに日本軍「慰安婦」問題を解決することこそが、戦時性暴力根絶を願う日本の姿を見せてくれるものになるだろう。
 
ここに私たちは、日本政府に日本軍「慰安婦」犯罪をウソだと言い張る歴史捏造をすぐに中断し、公式謝罪と法的賠償などの問題解決を行うよう強く求める。河野談話見直しという行為は国際的孤立と葛藤を招くだけである。それ以前に、安倍政権と右翼勢力に果たして良心と歴史意識というものがあるのかについて、国際社会から見直されなければならないだろう。

 
201436
 
韓国挺身隊問題対策協議会
共同代表 ユン・ミヒャン ハン・グギョム キム・ソンシル



これまで常に韓国政府と闘ってきた挺対協
正直、言えばもう少し、仲良くやって欲しいと思っていたのだが、やっと歩調を合わせ始めたのではないだろうか?
歩調を合わせて欲しいものだ。
慰安婦問題の解決とは、どんなドラマなのか?よく分からないが、その過程には様々な事があるに違いない。
韓国が生んだ女傑たちが織りなすドラマ
そして日本の生んだ女傑達が造って行くドラマを特等席で観覧しようと思う。もちろん我々自身が登場人物の一人なのは言うまでもない。