河野談話を守る会のブログ2

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ヒトラー礼讃の遺伝子








日本の極右、池袋でナチス旗掲げデモ行進

戦犯7人処刑の拘置所跡地で「大東亜共栄圏」の復活を訴える集会
ユダヤ人虐殺はでっち上げ」 朴大統領を中傷するプラカードも
警察は「事前に届け出があった」との理由でデモ隊守る



東京の代表的繁華街の一つである池袋に、見るだけでぞっとする赤い旗がはためいた。ナチスの旗であるハーケンクロイツかぎ十字)の旗だ。ナチス・ドイツの独裁者アドルフ・ヒトラーの誕生日である20日、日本の極右のデモ行進に、旭日旗だけでなく、ナチスを象徴するハーケンクロイツまで登場したのだ。
 この日午後、東池袋中央公園では「護国志士の会」という団体が主催する集会が行われ、極右団体のメンバー約50人が集まった。同公園はかつて、東條英機など日本の戦犯7人の死刑が執行された巣鴨プリズン拘置所)があった場所だ。ジーンズ姿の20代から、登山帽をかぶった70代までの極右団体メンバーは、追悼碑に向かって黙とうをした後「大東亜共栄圏実現国民大行進」と称するデモ行進を池袋の大通りで行った。
 大東亜共栄圏とは、第2次大戦当時、日本がアジア諸国を侵略した際に掲げたスローガンだ。日本は当時「西欧諸国に対抗し、アジアは日本を中心に共存共栄の新たな国際秩序を建設しようという大義名分の下、戦争や侵略を正当化しており、日本が起こした太平洋戦争を「大東亜戦争」と命名した。今回の集会では「かつての大東亜共栄圏をたたえるとともに、これに感謝しない韓国や中国を懲らしめるため、再び大東亜共栄圏を構築すべきだ」という極右派の主張が掲げられた。ヒトラーの誕生日を強調したのも同じ趣旨だ。
 集会を主催した高木脩平氏は「大東亜共栄圏のために、日本と軍事同盟を結んだナチス・ドイツをたたえるのは当然だ」と述べた。
 この日、極右団体のメンバーらは、約40分にわたってデモ行進を行い「ヒトラー総統の生誕125周年を祝う」「河野談話の再検証とともに、ナチス・ドイツも再評価すべきだ」などといったシュプレヒコールを叫んだ。ハーケンクロイツだけでなく、落書きした太極旗(韓国国旗)、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領や旧日本軍の慰安婦を象徴する少女像の写真に「こじき」「売春婦」と書いたプラカードまで登場した。日本の警察は、事前に届け出があったとの理由で、デモ隊の先頭に立って道を開けた。
 一方、この日、日本でナチスに追従する別の団体は、ヒトラーの誕生日を祈念するパーティーを行ったという。極右団体「維新政党・新風」の副代表を務めた瀬戸弘幸氏は最近「ヒトラーを賛美することのどこが問題なのか。いまだにユダヤ人大量虐殺を信じる人がいる。南京大虐殺従軍慰安婦と同じく、これもでっち上げだ」と主張した。
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東京=安俊勇(アン・ジュンヨン)特派員
朝鮮日報朝鮮日報日本語版



昔、日本が道を間違えた分岐点の一つとして、「日独伊同盟の成立」が掲げられる。ヨーロッパやアフリカで侵略戦争を繰り広げたヒトラーのドイツやムッソリーニのイタリアと同盟する事で、好戦的ムードがより高まり、日中戦争からアジア・太平洋戦争へと侵略戦争を続けたのである。
侵略したい国が徒党を組んだのだ。

一般的にはあまり知られていないが、日独同盟結成の流れを造ったのは、右翼のボス頭山満であった。最近、ゴーマン男があれこれ礼讃記事を書いているが、頭山は日本に道を間違えさせた張本人と言える人物である。彼右翼団体創始者であり、明治から昭和にかけて右翼団体の総本舗である玄洋社を率い、ここから黒龍会が生まれている。

満州事変がはじまると、軍部と右翼が力を持つようになり、頭山満の意見は強い影響力を持つようになった。広田弘毅は、その頭山が培養した政治家だが、1936年、総理大臣となったその広田が「日独防共協定」を結んだ。日本をナチス・ドイツに接近させ、日米戦争への道を造ったのである。

やがてこの背景が8年後には明らかとなる。

頭山が死んだ1944年、毎日新聞は10月6日つけ「国事に尽くした90年、無官の国士逝く」のタイトルで記事を書き、ここに広田が寄稿し、「にじみ出る大徳」の中で
 
「・・・また英米の東洋圧迫が露骨化して来たころ、陰ながら先生が独大使との間に尽くされた斡旋された」と書いている。


つまり、「日独防共協定」を斡旋したのは頭山満だったのである。

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最近、レイシストたちのデモの中で、ナチス党のシンボルであるハーゲンクロイツが振られたり、あるいは麻生副総理は改憲ナチスの手法に 学んだらどうか」と発言しユダヤ人の団体から抗議を受けたりした。あるいはフランスのアングレーム国際漫画祭で、「幸福の科学」サイドが出した漫画にハーゲンクロイツが描かれていたそうだが、欧米人の神経を逆立てるこれらの無神経行動の背後には、かつてヒトラーに親近感をもった日本民族の遺伝子が存在している。日独同盟結成以来、1930年代の日本は国家主義化が進み、神道国家主義カルトの人々の間ではヒトラーを英雄視する風潮が拡まり、大変な人気だった。
日本の今日的な右翼・歴史修正主義勢力が、ナチスヒトラーと親近感を持つのは、昔から続いた風潮であると言える。そういう訳で、ハーゲンクロイツと旭日旗が彼らの精神構造の中では仲良くならんでいるのである。