河野談話を守る会のブログ2

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慰安婦問題の解決を(デマによって)阻もうとする右派論壇8人の大罪

  
                   このカテゴリの はじめに

時代が閉塞感に満たされると、様々なデタラメな論説が国中を覆うようになる。それは古代から続いた民族の死と再生のドラマの一部なのである。
今や経済では韓国や中国に追いつかれ、自信を失った人々は、これまでと違った道を模索するようになった。「戦後レジーム」などと詭弁に満ちた言葉が生まれたのも、そうした過程の出来事なのである。人々は出口の無い袋小路の中でもがき、屈折した怒りを持ち、不安におののいてモヤモヤした感情を抱いている。そこでこのモヤモヤを特定の相手に振り向ける作業がなされる。スケープゴード(贖罪羊)形成化現象である。この国はどこかがおかしくて不満だが、どこがおかしいかよく分からず、責任の所在も分からない。そこでその原因と責任を分かりやすい”何か”に押し付けて行く。そういう過程が「スケープゴード(贖罪羊)形成化」なのである。ちょうど子供の世界で苛めやすい子を苛めるのと同じようなものだ。その際扇動者は、モヤモヤを振り向けるために「捏造」を使う。本当の事を述べたのでは、扇動できないからだ。嘘を述べて、その嘘によって閉塞感から生じる人々のモヤモヤを誘導している。かくして、「在日特権」という嘘に立脚したヘイト・デモが各地でなされ、さらに「慰安婦問題」での嘘が流布するようになったのだ。
彼らはこんなことをいう。今日本が苦しいのは隣国が日本を追い詰めているからだ。隣国が従軍慰安婦という嘘を広めて、それで日本は追い詰められているんだ。隣国にはいいことばかりしてあげたのに恩を仇で返しやがって。連中に真実をつきつけろ。国交断絶しろ!あの民族の一部が日本にいるのが問題だ。不公平だ。だから追い出せ!
現在日本で起っている事はそういう事だ。韓国人をスケープゴードにして自分達のうさを晴らそうという人々が、その扇動のための慰安婦捏造本を書きまくっている。本屋の一角にはそういう本が並んでいる。
これから挙げる8人の本は、そういう本である。彼らは「慰安婦問題」で嘘を書く事で「嫌韓」「反韓」「憎韓」を煽っては人々の怒りを振り向けている。
この中の誰の反論があっても受けるので、ぜひ申し入れていただきたいものである。