【第12回『慰安婦』問題アジア連帯会議】2014.6/2
6月2日の[アジア連帯会議]は、衆議院会館でのオープン大会だった。
集まった300名の中には、各国大使館から17名が参加、国会議員とその代理が10名余り、カメラが回り、報道陣は何人いたか分からない。
せっかく来てもらえたのに入れなかった人が40人近くいた。
それから
招かれざる客・・・在特会も来ていたようだが、遠くで何か叫んでいた。
招かれざる客その2・・・産経新聞も来て、「1000円支払った」とか不満げに書いているが、全国紙が書くような内容か?http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140603-00000085-san-pol
これだから産経は取材拒否すべきだと私は思っている。記者の「腕が掴まれた」とか「1000円払った」とか書いてないで、元慰安婦たちの証言と主張や決議文の内容をできるだけ正確に書けよ。せっかく1000円も出して資料をもらっていながら、生かせない人間はいるものだ。情けない。
今回のアジア連帯会議には、わずか9歳で皇軍兵士に強姦されたインドネシアのスリ・スカンティさんや13才の時に、3週間の間駐屯地で慰安婦状態(長期監禁+集団レイプ)にされたエスタリータ・パスバーニョ・ディさんが貴重な歴史証言をされていた。皇軍が何をしたかを知る事は、あの戦争を清算するためには重要である。もちろん、「皇軍は強姦なんてしない」とか「あの戦争は聖戦だ」とか信じたい人達にとっては意味が無いのだが。その手の嘘つきカルト宗教の教義を信じたい方々が何を信じても勝手なので好きにしていただきたい。しかし歴史事実は明らかである。
さて、日本でもいくつかのTVニュースで報道され、朝日や東京新聞にも記事が掲載されているが、今回は海外の新聞に目を向けてみよう
英国紙Guardianが掲載している。
http://www.theguardian.com/world/2014/jun/02/war-sex-slavery-japan-comfort-women-shinzo-abe
http://www.theguardian.com/world/2014/jun/02/war-sex-slavery-japan-comfort-women-shinzo-abe
グローバル・ポストは、新華社通信の記事を転載しているようだ。
韓国では、ほとんど全紙が報道しており、関心の高さが伺える。一応、翻訳した記事を並べておこう。
[ソウル新聞 2014-06-03 11面]
「アジア連帯」日本の国会で被害証言
「その時、私は9歳だった。日本人に引きずられていき、利用された。私は人間でないと、死にたいと、考えた。」インドネシアから来たスリ・スカンティは涙を流して、日本軍に強制的に引きずられていって「慰安婦」になった、自分の経験を証言した。2日、日本・東京の衆議院(議員)会館で開かれた「第12回日本軍『慰安婦』問題アジア連帯会議」の国会院内集会で、だ。彼女は9
歳だった1945年、家に訪ねてきた日本軍によって、強 ▲スリ・スカンティ
制的に引きずられていき、駐屯地の中で「慰安婦」として生活した。家に戻ってきて、小学校に続けて通ったが、「日本人に利用された」という理由でからかわれ、学業を中断した。以後、いろいろな職業を転々とし、今はマッサージ師として働いているが、必要な医療費を用意するには十分でない、と証言した。
フィリピンから来たエステリータ・ディ(84)も、12歳の時である1942年に、村の市場に野菜を売りに出かけて、日本軍に捕えられ、「慰安婦」になったと証言した。村の近所の日本軍の駐屯地で2週間、毎日性暴行に遭い、米軍が近所に来て日本軍が退却するや、脱出することができた、と言った。
この日の集会には韓国の李容洙ハルモニをはじめとして、インドネシア、フィリピン、中国から来た被害者と遺族5人が、自分の経験を証言した。今年で12年目である「アジア連帯会議」では、韓国挺身隊問題対策協議会をはじめとして、台湾、東ティモール、インドネシア、フィリピン、中国、オランダ、日本など、8カ国の活動家が東京に集まり、日本軍「慰安婦」問題の解決を促した。
東京=キム・ミニ特派員
昨日日本の東京の衆議院(議員)会館で開かれた「日本軍『慰安婦』問題アジア連帯会議」は、日帝の蛮行をもう一度国際社会に呼び覚ますのに十分だった。8カ国から集まった日本軍「慰安婦」被害ハルモニたちは、生々しい、その一方で恥ずかしい、証言を吐き出した。日本軍「慰安婦」強制動員は、安倍の日本がいくら否定しようとしても否定できない、歴史的真実であることを告げた。
「その時、私は人間でないと、死にたいと、考えた」と言うインドネシアから来た日帝「慰安婦」のスリ・スカンティ氏の証言は、切々としていた。「当時2階に監禁されて、外に出ていくことが許されなかった。抵抗すれば無慈悲な暴行を受けた。「彼女は1945年に家に訪ねてきた日本軍に、強制的に引きずられていった。それが9歳の時のことだ、と言った。彼女の涙はいまだに乾かなかった。
フィリピンから来たエステリータ・ディ氏は、村に野菜を売りに出かけて、日本軍に捕えられていった場合だ。日本軍の駐屯地の中に引きずられていき、性行為を拒否すれば頭をテーブルに砕けるほど打ちつけて、何人かの兵士に繰り返し性暴行に遭わなければならなかった、という証言も続いた。韓国からきた李容洙ハルモニは、家から日本軍に引きずられていった。日本軍が部屋に入ることを拒否して、電気拷問をはじめとする、各種の苦難に遭った事実をぶちまけた。
このようであっても安倍の日本は、相変らず「証拠がない」として軍「慰安婦」の動員の、強制性を否認している。「慰安婦」動員の強制性を認定して謝罪した河野談話に対してさえ、いわゆる彼ら式の検証作業を進行中だ。河野談話を希薄する名分だけを探している、という疑惑を振り切り難い。
日本は彼らが犯した戦争犯罪に対して、百回謝罪しても足りない。真の謝罪は「慰安婦」の強制動員に対する日本政府の法的責任を認めるところで始まる。それでも日本は、民間機構である「女性のためのアジア平和国民基金」を作ったと言うなど、政府の責任を回避しようとする、あらゆるみみっちいやり方ばかりを働かせている。今回の連帯会議の参加者たちは、河野談話の事実を立証する公文書529点を、安倍政府に提出した。強制連行の証拠が発見されなかったという、日本政府の主張に反ばくするためだ。それとともに、このように絶叫している。「私たちがまさに証拠だ」安倍の日本が彼女たちの絶叫に耳を塞ぎ目を覆えば、これは新たな犯罪に違いない。
日本、「慰安婦」声援デモを挙行
[同胞トゥデイ 2014/06/03 12:12 ]
(写真2)
(写真3)
(写真4
<新華社通信>
「安倍政権、軍『慰安婦』を直ちに解決しろ」
[YTN 2014-06-02 22:44 ]
[アンカー]
東京からチェ・ミョンシン特派員が報道します。
[記者]
「日本政府は『慰安婦』被害者に謝罪しろ」
「慰安婦」問題の解決に対する全世界の切実な声を、日本に知らせるためです。
被害ハルモニたちの証言も相次ぎました。
「私は当時2階に監禁されて、外に出ていくことが許されませんでした。反抗すれば無慈悲な暴行に遭いました。私が9歳の時のことです。」
東京から、YTNチェ・ミョンシンです。