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朝日新聞の「訂正記事」に対する各紙誌の反応についてのまとめ「歪曲記事続出の週刊文春」



朝日新聞の「吉田清治記事訂正」記事が掲載されたのは、8月5日だった。そろそろ各新聞、雑誌の論調が出揃ったようなので、まとめておこう。それにしてもゲスの勘ぐりのような記事が続出である。しかも西岡力藤岡信勝などにコメントさせている新聞・雑誌が目立つので、彼らの主張の捏造・歪曲・問題点を指摘しておこう。

産経新聞は、様々な無理目な歪曲を含ませながら、今後も何度もこれをネタとした記事を掲載するであろう事を我々は予測している)




 
8月6日

金学順さんが名乗り出た時の記事を書いた植村記者のその後の人生を追いかけたゲス記事。いわいる”個人攻撃”というしかない。
まるで重罪人の扱いだが、こうやって糾弾していくことで、自分の雑誌の主張以外を抑制しようとしているものと見られる。
右派の姿勢が良く分かる。

「いまではこの記事に捏造と言えるほどの重大な誤りがあることが明らかになっているが、当時はこの記事をきっかけに韓国世論が沸騰し・・・」などと責任を植村記者と朝日に押し付けてしまっているが、当時の金学順さんのカミングアウトは韓国の多くのマスコミが伝えた。朝日のこの記事が特に大きな影響があったわけではない。
こうした小さな捏造が見られる記事である。

 



 

朝日新聞が、週刊文春9月4日号(8月28日発売)の新聞広告を掲載拒否しました<
という自己ネタの文春記事。
自己ネタなのに「速報」扱いというアホらしさ。

>掲載拒否の理由は、朝日新聞の「慰安婦」問題についての追及キャンペーン記事「なぜ日本を貶めるのか? 朝日新聞売国のDNA』」が広告掲載規定に反する<
ということだが、それは当たり前。
朝日新聞売国のDNA』」などという題名の記事をなんで朝日が自分の新聞で宣伝しなければならないのか?意味不明である。
拒否されて当たり前だが、文句をつけるとは?

 


文春はこんな抗議文よりも、6月半ばに届いているはずの安教授による抗議文とそれに対する謝罪文を早いとこ掲載しろよ。

なぜ日本を貶めるのか?朝日新聞「売国のDNA」
慰安婦誤報」記者韓国人義母ソウルで直撃 150分
「朝日は検証記事について韓国と相談すべきだった」

同日に発売された週刊新潮9/4号』(「朝日新聞 なぜ日本を貶めるのか?売国のDNA」)と軌を一にするこの記事。
文春と新潮の記者たちが連絡し合って、すり合わせていることが分かるが、内容も似たりよったりである。
それにしても週刊現代9/6号』と言い、日本の週刊誌は主体性が無いのか?
それとも「水に落ちた犬はみんなで殴り殺そう」主義なのか?
一斉に行動をする習慣があるようだ。
まるで、小学校の”イジメ”みたいである。

一斉に、同じ報道をしていた戦前の”戦争へと至る道”に何の反省もしていないらしい。
特に文芸春秋社は、戦前には神道カルト国家主義者を多く発言させて、”戦争への道”を誘導した歴史ある雑誌であり、世論をことごとくミスリードした。http://blogs.yahoo.co.jp/kounodanwawomamoru/64543809.html

またも同じ事を繰り返すのだろうか?

P24の西岡力東京基督教大学教授)のコメントでは慰安婦と挺身隊を被害者が誤って使っていたというのは嘘です。・・」と知ったかぶりな事を述べているが、当時韓国では「慰安婦」を「挺身隊」と呼んでいた。だから「挺身隊問題対策協議会」という名前の団体が生まれたのだ。これは徴集した人達(女衒や愛国班だと思われる)が、女性を「看護婦の仕事」「軍の被服の仕事」「軍人の世話」「工場の仕事」などと騙して連れて行ったからである。戦時中はこのような軍関係の仕事を「挺身」と呼んだのだ。

同じP24で、産経記者の黒田勝弘は「韓国にとっては、強制連行があろうがなかろうが慰安婦が存在した事実が重要。まさに朝日新聞に書かれてある通りの主張です。・・・」とこれまた訳知り顔で、デタラメを述べている。
朝日は「強制連行があろうがなかろうが慰安婦が存在した事実が重要」などという主張はしていない。
「戦時中、日本軍人の性の相手を強いられた女性がいた事実」(朝日新聞8/5「慰安婦問題の本質 直視を」より)を問題視している。「慰安婦が存在した事実が重要」などとどこに主張されているのか?教えていただきたいものだ。
こうした細かい歪曲・捏造をするのが、この連中のやり方なのだろうか?

P25では、スマラン事件について、「韓国がだめでもインドネシア・マレーシアで強制連行慰安婦探し」などと小見出しを付けている。この小見出し自体が歪曲である。

朝日が最初にスマラン事件を報道したのは、92年であり、そんな時点で「韓国がダメ」になったのだろうか?
また「強制連行」と言っても「右派のいう、いわいる広義の強制連行」を否定する事はできないのだが、どうしてそれを無視するのか?
2重3重の倒錯した見出しである。

これについてあの藤岡信勝がコメントしており、「一部の軍人が犯した犯罪行為として裁かれており、日本軍が加担した証拠ではない・・・軍紀に反する犯罪を軍による強制連行の証拠とするのは無理があります。」と述べている。
何を調査したらこうなるのか?

インドネシアの事例ではスマラン事件だけではなく、マゲラン事件では軍が選んだ日本人州長官と憲兵将校が相談し、選んだ13人の女性たちに強制売春させた。

これが日本軍の責任ではないとすると、軍の責任などどこにも無くなってしまう。
例えば、ルソンやマレーでの虐殺やあのバターンの死の行進ですら「中央部が命令した命令書は存在しない」という理屈で軍の責任を回避できてしまう。

そしてこの理屈は「ユダヤ人虐殺には、ヒトラーに命令書が無いから、ナチスの問題ではなく、一部の人間の問題」とするネオナチの歴史修正主義の主張と酷似しているのである。

一部の軍人が犯した犯罪行為であるなら、なぜ日本軍はこれらを裁いていないのか?まったく懲罰していないので、何度も繰り返されており、スマラン事件の後には、同じ場所で、同じように女性を強制売春させたフローレス事件を引き起こしている。

懲罰を与えなかった責任者は誰か?
文春はちゃんと答えろ!

いづれにしろ、まともに研究した事も無く、「慰安婦問題を否定する」という観点からのみ論述する論者ばかりに発言させる文春の記事は大きく偏っていると言うしかない。
*オランダ政府は、オランダ人のみに関してだが、「65人が強制売春であることは確実」と述べている。
当時、インドネシアにいたオランダ人は少数だったが、その中でさえ65人が確実に強制売春の犠牲者であるとすると、インドネシア人全体ではどのくらいの数がいるのか?

インドネシア人女性への慰安婦動員については、インドネシアの教科書では「・・・らに悲劇的なことはインドネシアの女性たちが従軍慰安婦(日本軍人への性奉仕者)とされたことだった。」「ミナン[*9]の地でも敬虔な乙女たちが日本の軍人に狙われた。・・・」という記述が見られる。

 

朝日の記事

文春と新潮に朝日新聞社が抗議 慰安婦問題巡り

2014年8月29日05時04分


 朝日新聞社は28日、週刊文春週刊新潮の9月4日号に掲載された慰安婦をめぐる特集記事に、朝日新聞社の名誉と信用を著しく傷つける内容があったとして、週刊文春の編集人と、週刊新潮の編集・発行人に対し、それぞれ抗議するとともに、訂正と謝罪を求めた。
 朝日新聞社広報部は、週刊文春の特集記事の主見出しについて「論評の範囲を著しく逸脱している」とし、週刊新潮の特集記事の見出しの一部について「虚偽がある」としている。
 また、朝日新聞社は27日、週刊文春9月4日号の新聞用広告の掲載を、同じ理由で断った。



 



6日発売の「週刊文春」8月14日・21日号に掲載された記事で、元朝日新聞記者が書いた慰安婦に関する記事を「自らの捏造(ねつぞう)記事」と表現したことについて、朝日新聞社は同日、根拠なく捏造と決めつけ、朝日新聞社の名誉と信用を著しく傷つけたとして、週刊文春の編集人に抗議するとともに、謝罪と訂正の記事掲載を求める文書を送った。
 朝日新聞社広報部は「5日付朝日新聞の特集『慰安婦問題を考える:上』で報じた通り、慰安婦問題を報じた記事に朝日新聞記者による捏造は一切ありません」としている。

 



 



ネトウヨのおバカQ&A ↓
Q.A.Q.A.Q.
朝日だけの問題じゃありません。 朝日は特に酷いけど、全てのマスメディアは自分に都合...
解決済み-回答数:1-質問日時:2014年3月6日
「『慰安婦問題』A級戦犯●●新聞を断罪する・・・”火付け役”記者の韓国人義母は詐欺罪...
解決済み-回答数:3-質問日時:2014年3月7日

 

自社記事に捏造が多いのに・・・?

造り話を記事にする文春

文春側に1200万円賠償命令 東京地裁

2014年3月5日05時00分


日本経済新聞社と同社の喜多恒雄社長、女性社員が、週刊文春の記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の文芸春秋などに約1億7千万円の賠償などを求めた訴訟の判決が4日、東京地裁であった。宮坂昌利裁判長は「記事は名誉を毀損(きそん)したうえ、十分な裏付けもない」と指摘。約1200万円の支払いと謝罪広告の掲載、ネット上の記事の削除を文春側に命じた。対象は、2012年7月19日号の「スクープ撮!日経新聞喜多恒雄社長と美人デスクのただならぬ関係」と題する記事など。