もう極右は要らない!審判後の桜内前議員は?
敗因はファナチックな党に入ったこと
先の衆議院選挙で、桜内元議員の地元には、維新の会からの刺客が送りこまれたというが、それが彼の敗因ではない。https://www.youtube.com/watch?v=ZYiXEdSlk7c&feature=youtu.be
彼の敗因があるとしたら、それはさらなる極右集団である<次世代の党>に参加したことである。どんな言葉で誘われたのかは知らないが、確かに地味な桜内氏がまがりなりにも若き政調会長の地位を得た。しかし、その栄華は短い。
<次世代の党>には、「慰安婦」問題で妄言を繰り返す議員や核武装を唱えるファナチックな人々が集まっていた。もちろん憲法改正など当たり前である。明治憲法の再生が望みなのだ。現在の安倍政権をさえ凌駕する極右政党であり、安倍をより危険な方向へとひっぱっていく政党であると言える。
平沼赳夫党首は、「日本会議国会議員懇談会」の現会長である。
田母神俊雄の参戦と惨敗
田母神氏といえば、口を開けばトンデモ発言なお方である。
東京都知事選で60万票を獲得したのを見込んでの合流だろうが、あいにくと日頃の不徳が祟り、選挙直前に不倫裁判の判決が降るという間の悪さであったhttp://saigaijyouhou.com/blog-entry-4786.html。
そして結果、ネトウヨのアイドル的存在である田母神氏は東京12区で最下位に沈んだ。http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2014121602000164.html
さらに追い打ちをかけるように、最近の田母神事務所には、1億円の使途不明金疑惑が浮上している。ネトウヨたちが何に希望を抱いているのかは知らないが、議員でもないのに彼に1億以上も寄付金が集まるとは、やれやれな国民性というしかない。そんなにあの戦争を「聖戦」にしたいのだろうか?
この使途不明金について田母神氏と行動をともにしてきたチャンネル桜の水島氏は、「自分に関係ない」と早々と切り捨てている。https://www.youtube.com/watch?v=ubybje-Tr2k
なかなかお美しい人間関係だこと。
空中分解しつつある<次世代の党>
<次世代の党>は、
国民があの戦争の正当化や核武装を願っているとでも思ったのだろうか?
「日本会議」の人たちは願っているのかもしれないが、一般国民がそんなことを願っているわけがない。
それが分からないらしい。
彼らは惨敗すべきして惨敗したのである。
当選は、固い地盤を持つ75歳の平沼赳夫党首と72歳の園田博之だけ。山田宏幹事長、中田宏国対委員長、桜内文城政調会長、田母神俊雄副代表、石原慎太郎最高顧問、藤井孝男総務会長、中山成彬両院議員総会長・・・みな落選http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141215/plt1412151207015-n1.htm
役職がついていても、ついていなくても関係ない。
審判は降った!
平沼赳夫党首は15日未明の記者会見で「急な解散で知名度が不足していた」と敗因を分析したが、そうではない。田母神の「不倫裁判」が選挙と重なったことや石原の「我が子大事発言」に逆風が吹いていることに気付かなかったのだろうか?
議員でなくなった桜内前議員は今後、どうするのか?
今後、地元(愛媛4区)で公認会計士、税理士の仕事で食っていきます。とにかく地元に溶け込んで頑張りますので、皆さん、よろしくお願い申し上げます。毎日、地元を駆けずり回っていますので、夜は一杯やりながら故郷の未来について語り合いましょう!
だそうだ。
明らかに政治家むきな人ではないし、生涯を公認会計士、税理士として地道に生きた方が幸福ではないかと思う。