第2回植村裁判の冒頭で、代理人席から裁判についてこう述べていた。
(植村応援隊資料集より抜粋)
もはや、この時点で勝負はついたようなものだ。まさか、こんな大物法学者が弁護人になるなんて、植村氏の人徳というものだろう。その植村氏は、坂本龍馬の大ファンであり、私も龍馬好きなので裁判の後で「坂本直寛を知ってますか?」と聞いてみた。坂本直寛は龍馬の甥っこであり、龍馬の血を色濃く受け継いだ人物だ。そして植村氏の住んでいる北海道でクリスチャンとして生きた。そこでその話でしばらく盛り上がった。龍馬を手本として生きる。それが共通の了解事項なのだと私は感じた。そういえば、今この時代は維新回天のような時代なのかも知れない。
時代の大きなうねりが有り、それぞれがつながったり、反発したりしながら、いずれはどこかに辿りつくだろう。その辿りつく先が、我々の子孫たちにとって幸福な世界であることを私は望んでいる。