河野談話を守る会のブログ2

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吉見裁判の調書ー彼らの神話世界を見る



4月20日に行われた吉見裁判第7回口頭弁論の内容について、裁判の記録を入手した。私が注目した個所を掲載したい。この部分である。http://blogs.yahoo.co.jp/kounodanwawomamoru/64994506.html

原告側証人である阿部浩神奈川大学教授への証人尋問の様子である。

これを読むと質問する側の歴史知識がグジャグジャなのがよく分かる。加瀬英明も同様な事を述べており、いわば、「日本は太古から今日までずーと世界一素晴らしい国だ(神国)、神話」の一部なのだろう。




      「日本の歴史では奴隷を持たなかったことが誇り」??

被告代理人である荒木田弁護士は「日本の歴史では奴隷を持たなかったことが誇り」・・・なのだそうだ。もしよしんば日本に奴隷の歴史が無かったとしても、それがどうして荒木田氏の誇りになるのか、さえさっぱり分からないし、裁判の尋問の席でそんな事を表明する必要がどこにあるのかも分からない。
「奴隷を持たなかった」という知識が本当に正しいと思っているのだろうか?。「公奴婢」や「私奴婢」、小学校で習ったはずの『安寿と厨子王』も記憶に無いのか?戦国時代の有名な乱坊奪りは?周りを深い堀で覆われ、ヤクザものが見張り、逃亡しようものなら拷問の上死刑された江戸時代の吉原は?
これは言わば彼らの靖国教義の一つなのだろう。裁判という公式の場で表明するという事は、こんな事を本当に信じているのかも知れない。



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赤線はブログ主による)

しかしもちろん、日本史の中の「奴隷制度」は有名な話である。


荒木田弁護士の次に出て来たのは、尾崎弁護士で、こちらはこんな事を述べていた。


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赤線はブログ主による)


「日本人の強姦の発生率、これが世界で一番すくないことはご存じですか?」

という質問が来たら、あなたは何と答えるだろう?

阿部氏は丁寧に「存じません」と答えていたが、あまりのバカらしさに私なら「知るか、バーカ!ソース出してみろ!」と答えてしまうかも知れない。

「日本人の強姦の発生率、これが世界で一番すくない」なんていう根拠を出してみろよ。

そういえば もこんな事をツイートししていた。


安倍談話は主語がないという批判が聞こえる。まさにそれを狙ったものだ。アジア・アフリカ諸国を植民地化し収奪したのは欧米諸国で、日本もされそうな立場だった。世界中の戦場で女性が強姦され殺されたが、日本兵はそれをしなかった。慰安婦はいたが、強制連行したのではない。日本人の強さと優しさ!


して見ると、彼らの妄想する神話世界では、「日本人の強姦」はほとんど存在しないのかも知れない。(呆)