河野談話を守る会のブログ2

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日弁連よ、おまえもか?!

さる2016年2月5日日本弁護士連合会(会員約3万7千人)の会長選挙がおこなわれ、中本和洋氏が当選した。中本和洋氏は69歳、大阪弁護士会元会長。
経歴はいいのだが、問題はこの人物があの安倍の秘蔵っ子・稲田朋美の熱烈なフアンだと噂されていることだ。http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/173526

あの稲田である。

現在自民党政調会長の重職についている稲田朋美議員は「日本独自の核保有を、単なる議論や精神論ではなく国家戦略として検討すべき」(『正論』11年3月号)と発言したりhttp://jisin.jp/serial/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84/POL/22048、思いつきで「男子も女子も自衛隊体験入隊する」とか言いだすかと思えばhttp://lite-ra.com/2015/10/post-1632_2.html「安保法制 違憲かどうか議論を続けても無意味」とかいうゲロゲロな発言もありましたhttp://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/51d37b96c6068a07b457ad0760e17ac1
いわば、右翼受けする妄言の宝庫と言える。
統一教会在特会系の団体との親密さも報道されている。

今年になっても、慰安婦問題では「像の撤去がこの問題の解決の大前提だ」http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160107/plt1601071534002-n1.htmと述べて顰蹙を買ったり、先年はデタラメな発言をして【オール連帯】が公開質問状を出した話もある。この質問状をまったく無視しており、自分の発言に責任を持たない姿勢を見せている。
     ↓
●稲田行革相に「公開質問状」が届く時・・・問われる大臣の資質
稲田朋美議員、「嘘」の指摘に応えず・・・・黙殺す


●訪米中の稲田朋美氏にアーミテージ氏が「安保法制の成立に対する強いサポートに感謝する」の本末転倒。
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/26aae7ff2491bc28ae1f8209e819172f
●総理を目指す稲田政調会長「安保法制 違憲かどうか議論を続けても無意味」発言は憲法尊重擁護義務に反する
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/51d37b96c6068a07b457ad0760e17ac1
安倍自民党政権がヘイトスピーチ社会を作っている。安倍・麻生・伊吹・下村・高市・新藤・稲田・萩生田。
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/e5999b735d9c65ca0561f0cae7318e2a
●川崎中1殺害事件 稲田朋美政調会長少年法改正を検討する」 こんな時、私たち大人は冷静になりましょうよ
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/07fa7eb339d9d031233e10138e17fc81
●アベノリスク3 安倍政権は女性の輝きを奪う 麻生太郎 高市早苗 山谷えり子 稲田朋子 下村博文等閣僚妄言録
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/87794f7c7e8bf86601232c71c37e5b63
安倍自民党影の内閣に極右の稲田朋美法務大臣ヤンキー先生義家弘介文部科学大臣とは野田内閣より劣化確定
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/35b8b60e3d7794b835f854bdebae19c1



中本氏本人は、この稲田との結びつきについて、「悪質なデマだ」と言いながら、「3万円の寄付」や先輩ー後輩としての「30年来の付き合い」は認めている。http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/173526/2http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/a74b7c8d32fa6b9dfab34bbe6041b2cd
他の議員とも付き合いがあるし、献金しているとも言うが、他の議員は政治権力にまかせてむちゃな要求はしないだろうが、今の自民党はやりかねないのが問題なのである。
慰安婦問題で横やりが入る可能性もあり、本人が会長として自粛してしまう可能性も高い。30年も付き合っている可愛い後輩から、「慰安婦問題で国連の勧告に応じないでくれ」と頼まれたら聞いてしまうかも知れない。

道理で産経新聞が大喜びで書くわけだhttp://www.sankei.com/affairs/news/160205/afr1602050032-n1.html。任期は4月1日から2年間である。

さて、消されるかも知れないので、過去の日弁連会長声明を転載しておこう。右翼的になった人や団体は平気で過去の発言を変え、削除するからである。こんな心配が必要な日が来るとは思わなかった。日本は今、あの暗黒の時代を再現している。






従軍慰安婦問題に関する会長声明

本年6月4日、「明るい日本」国会議員連盟発足に際して、同連盟会長に就任した奥野誠亮元法相は、「『従軍』慰安婦はいない、商行為として行われた」、「軍は戦地で交通の便をはかったかもしれないが、強制連行はなかった」と発言し、同席した同連盟事務局長板垣正参議院議員も、「性的虐待のイメージを植え込む教科書のあり方はおかしい」などと語った。板垣議員については、これに先立つ本年5月28日の自民党総務会においても同趣旨の発言を行ったと伝えられている。

しかし、これら「『従軍』慰安婦」問題は、軍事的性的奴隷としての被害の典型であり、軍の関与と強制の事実は今日、明白な歴史的事実となっている。

ちなみに、日本政府は当初は「従軍慰安婦」への軍の関与を否定していたが、事実を明らかにする文書が発見されるにおよんで、1992年7月の第1次報告書で、軍の関与を認め、翌93年8月の第2次報告書で、「総じて強制であった」とも認めている。

一方、国連人権委員会は、本年4月19日には、女性に対する暴力廃絶決議を行い、ラディカ・クマラスワミ特別報告者の「戦時の軍事的性的奴隷制問題に関する報告書」に留意するとして、これを承認したが、この報告書は、日本の「従軍慰安婦」問題につき、これを軍事的性的奴隷制であると断定し、国家の法的責任を認める、被害者個人への補償、謝罪等を勧告している。

当連合会は、1993年、第36回人権擁護大会における「戦争における人権侵害の回復を求める宣言」、1995年1月の「『従軍慰安婦』問題に関する提言」において、日本政府に対し、被害者への謝罪と補償、国民への歴史教育を行うよう求めてきた。

かかる歴史的事実と内外のこの問題への普遍的な人権思想に立脚した対応に反し、両氏が公的立場にありながら、「従軍慰安婦」被害者の人間的尊厳を著しく傷つける前記発言を行ったことに強く抗議するとともに、日本政府は、このような発言が後を絶たないことを深刻に受け止め、被害者への謝罪と補償、国民への歴史教育等の措置を速やかに講ずるべきである。


1996年(平成8年)6月20日

日本弁護士連合会
会長 鬼追明夫