河野談話を守る会のブログ2

ヤフーブログ閉鎖のため移住しました

「強制連行」「従軍慰安婦」は「マルクス・レーニン主義用語」だと言い張った下村のネトウヨ類似性





2005年3月31日、参議員の文教科学委員会での話である。下村博文議員は当時「政務官」についていた。

民主党(当時)の神本美恵子議員が、その下村政務官のホームページに「従軍慰安婦、強制連行などの当時からあった言葉ではなく、後でマルクス・レーニン主義の学者たちが作った用語であるというふうなことが述べられている」と指摘し、その根拠を問うた。

すると出て来たのがこの下村政務官の答えである。


                         

大臣政務官下村博文君) 最初の御指摘ですが、私自身も慰安婦という言葉を否定しているわけではございません。事実、慰安婦は当時存在していたというふうに思います。しかし、強制、従軍慰安婦という用語はなかったということを、従軍慰安婦という言葉がなかったということを御指摘したわけでございます。
 そして、この強制連行あるいは従軍慰安婦というのは、その後にマルクス・レーニン主義用語として、これは六〇年代になってから学説として出てきているというのが定説だというふうに認識しております。


もちろん、何の根拠もない、ただの嘘・デタラメの類である。

根拠を聞いているのに言い張るだけであり、何の答えにもなっていない。

「定説だ」というが、一体だれの定説なのだろうか?

そして今更、追及もできない。

ただ記録しておくためにこれを書いている。

「当時使われていなかった言葉は歴史用語につかえない」理論といい、ネトウヨと妙な歴史を信奉する自民党議員の間にある紐帯は、我々には想像もつかない共鳴現象のようなものなのであろう。