河野談話を守る会のブログ2

ヤフーブログ閉鎖のため移住しました

池田信夫の「高木健一氏へのお詫び」の気が狂いそうな展開



The Huffington Postに以下のような記事が掲載されたのが、7月の終わり頃だった。


藤岡信勝氏・池田信夫氏が「誤り」認め謝罪文 慰安婦訴訟の弁護士批判記事


慰安婦らによる戦後補償の訴訟を多く手がけた高木健一弁護士を批判する記事を雑誌やブログに書いた藤岡信勝拓殖大客員教授と、アゴラ研究所所長の池田信夫氏が、それぞれ記述の誤りを認めて高木氏にお詫びする謝罪文が載ることになった。高木氏が起こした名誉毀損訴訟2件が、相次いで和解したためだ。
7月26日発売の月刊誌「WiLL」9月号には以下の謝罪広告が載った。
「WiLL」2013年9月号に掲載した藤岡信勝「『従軍慰安婦』で日本の名誉を売った二人の弁護士」と題する記事において、高木健一弁護士がインドネシアを訪問し、地元紙に元慰安婦を募集する「広告」を出したと述べた記述は、誤りであることを認め、お詫び致します。
高木氏はサハリン残留韓国人の帰還問題や日本軍の慰安婦問題など戦後補償の裁判を多く手がけた弁護士。藤岡氏は、従来の歴史教科書が「自虐史観」の影響を受けていると批判して1997年に「新しい歴史教科書をつくる会」を発足させ、現在は副会長。「WiLL」は今年初めまで文藝春秋出身の花田紀凱氏が編集長を務め、保守系の論客が多く寄稿する言論誌だ。
13年9月号の記事で藤岡氏は、高木氏ら2人の弁護士を「慰安婦問題をでっち上げ、世界にその噓をばらまいて国際的な大問題に仕立て上げた」と批判。高木氏について「インドネシアを訪問し、地元紙に『補償のために日本からやってきた。元慰安婦は名乗り出て欲しい』という内容の広告を出した」と書いた。
高木氏は「記事で名誉を傷つけられた」などとして、藤岡氏と同誌発行元ワックを相手取り、慰謝料など1100万円の支払いと謝罪広告掲載を求めて13年12月に提訴。「1993年の日弁連によるインドネシア調査には参加しておらず、現地紙に広告を出したとの事実はない」と主張した。
東京地裁は2015年4月の判決で、高木氏がインドネシアを訪れ広告を出したとの記述について「真実との証明があったとはいえない」と認定する一方、「広告を掲載したかどうかは重要とはいえない」とも述べて、高木氏側の請求を棄却した。高木氏側は控訴。控訴審の東京高裁で今年6月20日、和解が成立した。被告側が「WiLL」誌上に謝罪広告を掲載し、原告側に解決金50万円を支払うとの内容だ。
一方、池田氏のブログ「池田信夫blog」のトップページには、7月末までに以下の内容で謝罪文が載る予定だ。
2014年9月1日に当ブログに掲載した記事において「慰安婦を食い物にする高木健一弁護士」「ハイエナ弁護士」と記載したことは誤りでしたので、高木健一弁護士に多大なご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げます。
池田氏は元NHK職員の経済学者。主宰する言論サイト「アゴラ」や自身の「池田信夫blog」に時事問題に関するブログを掲載している。
高木氏は記事で名誉を傷つけられたとして2014年9月、池田氏を相手取り、慰謝料など330万円の支払いや謝罪文の掲載を求めて提訴。「戦後補償の訴訟では韓国人被害者から費用を一切受け取っていないのに『慰安婦を食い物にするハイエナ弁護士』とレッテルを貼られた」と主張した。
今年7月20日東京地裁で和解が成立。被告側が問題とされたブログの記述を削除し、トップページに7月末から30日間、謝罪文を掲示。原告側に和解金30万円を支払うとの内容だ。
高木氏は「藤岡、池田両氏は事実と異なる記事を書き、元慰安婦を支援する運動をおとしめた。両者とも誤りを認めて謝罪広告や謝罪文を掲載し、解決金や和解金を支払うことになった。実質上の勝訴といえる和解だ」と話している。
(朝日新聞編集委員・北野隆一)


裁判で和解して、「WiLL」9月号には藤岡信勝謝罪記事が掲載され、池田信夫の方は、ブログで謝罪するという内容である。

実際にその通り、同日に池田は自分のブログで「お詫び記事を書いている。
      ↓

イメージ 2


The Huffington Postが書いていたのとほとんど同じ文面であり、記事がかなり正確だったことが分かる。
ところが、この事実を池田はツイッターブログで否定している。



イメージ 1



追記:朝日新聞の北野隆一という記者が(またHuffPostで)デタラメな記事を書いているので、訂正しておく。私が高木健一と和解したことは事実だが、一方的に「謝罪」した事実はない。

「一方的に「謝罪」した」などという文言は、The Huffington Postには使われていない。「高木氏にお詫びする謝罪文が載る」「謝罪文を掲載し」「30日間、謝罪文を掲示」 と書かれている。
しかしもし「一方的に謝罪」と書いていてもそれは間違いではない。
事実として池田は「「高木健一氏へのお詫び」を書いている。しかし高木の方は「池田へのお詫び」などしていない。

一方的である。

「お詫び」は「謝罪」じゃない、という言い分なのだろうか?

自分で「お詫び」しているのであって、何がどう 「デタラメな記事」 のだろう?
記事のままである。

池田信夫には、この手の狂った理屈が多すぎる。

まあ、だからこそネトウヨうけするわけだが。

それにしても酷いね。




(過去の池田のデタラメ記事批判)


参考)

記録)