神道国家主義カルト
秋葉原駅前が凄い!まるで戦時中のようだと ネットで話題に (2012/12/15)
2012年衆議院選挙の話。各党火花を散らす中、秋葉原が特に凄いことになっているとネットで話題になった。写真を見る限り確かに戦時中のように日の丸国旗を持った多くの人が演説を聞いている様子が良く判る。ツイッターのコメントではなんと涙を流して演説を聞いている人や、日本はどうなってしまうのかと不安になる人もいたようだった。

「安部氏は秋葉原で総選挙の最後の打ち上げ演説をおこにましたが、そこには在特会など右翼団体が大挙して「日の丸」の旗をうち振って安部コールをやり、最後は「君が代」の大合唱するという異様な光景だった・・・」(『村山・河野談話見直しの錯誤』俵義文P61)
怖い!
神道国家主義カルトの亡霊が、蘇ってすでに半年以上が経つ。戦前日本国を戦争の泥沼に引き込み、諸国民に酷い苦しみをもたらした悪霊が再び蘇って「愛国」を叫びながら「国家主義」と「軍国」への道をひたすら猛進している。もはやこの[黒い獣]を止める手段はないのだろうか?
90年代の前半に「慰安婦問題」が湧きあがると加瀬英明や豊田有恒、黒田勝弘の近代嫌韓元祖3人衆達や元祖歴史修正の藤岡信勝が唱えた嫌韓がやがてネットに広まり、再び言論界へとフィードバックされ、悪循環しながら、どんどんその妄想を加速させて来た。ネットの妄想に影響されているのは、片山サツキだけではないだろう(「サピオ」12年8月号http://blogs.yahoo.co.jp/hudoumixyouou/37787431.html)。
それにしても、月刊正論8月号)が、ひどい状況である。「総力特集・慰安婦包囲網を突き破れ」の冒頭には伊勢神宮の写真が6ページにわたって紹介してあり、もう完全に神道国家主義カルト雑誌と化した観がある。まるで戦前の翼賛雑誌みたいに見える。
世界基準を無視して、日本の中の、靖国神社好きな人々にしか受け入れられないような大東亜戦争肯定の屁理屈と「慰安婦はただの売春婦論」でおなじみの[秦郁彦]と[西岡力]の進歩しない言い分の他、西村真悟衆議院議員が、
「攻撃されているのは日本精神と文明だ」
「慰安婦問題はおぞましい」
「生きながら(日本を)腐らす」
「これはもはや、国家存立の問題である」
「我々が今受けている攻撃は、まさにもっとも痛烈な国難である」
などと書いている。
すごいセリフだが、ヒトラーの演説の研究でもしたんだろうか?ウソばっかりだが、ウヨの中にはそのシンボリックな言語の使い方に「快感」を覚え、痺れる人もいるのだろう。
同じような認識をしている立候補者が何人か?いるのだという事だろう。
ぜひ、落ちて欲しいいものだが・・・・
なのである。
西村はさらに書く。
「我が国が捏造の慰安婦問題を受け入れることは、祖父母の世代が生命にかえて守ろうとした「魂、日本精神」を失うことだ。そうなれば、日本はもはや再起できない・・・」
いやあ、気持悪い。
事実を受け入れれば、いいじゃないか?
こんなことも書いている。
「慰安婦という言葉自体が出来たのは、・・・昭和50年半ばではなかろうか」
何が「・・・50年代半ば・・・」だ?
(ところで維新を除名か破門かされたさいに、「議員返上」じゃなかったのか?)
さらに元警察官の坂東忠信はこんなことを書いている。
「今や彼等の思考パターンは、自縛の呪いのようになっている。こうした過去の「悲惨化」や日本の戦争責任運動の原動力を「負の想念」とする点が日本の左翼とも共通するのは興味深い。現代の「従軍慰安婦」問題は、こうした共通点を持つ韓国勢力と日本の左翼団体に結びつき、元「慰安婦」を運動の象徴として盛り上がるカルト宗教そのものだ。」
「国民総カルト化した韓国のあまりの傲慢ぶりに・・・・」
その上、
「・・・当時の慰安婦の3分の2は内地出身の日本女性でありながら、国内からは全く強制連行の被害の訴えがないことなど、常識的に考えれば当然の疑問が持ち上がり、その嘘が一気に知れ渡った。」
だという。
いつ? いつ、知れ渡ったの?
「3分の2は日本女性」・・・・どんな根拠で?
*日本女性は、すでに娼妓にされていた方が多く動員された事さえ知らないらしい。
*娼妓にされる際には、やはり「騙し」と「人身売買」があった。
*菅野茂『7%の運命 東部ニューギニア戦線・密林からの生還』には、騙された日本の素人女性の話もある。
*「国内からは全く強制連行の被害の訴えがないことなど、常識的に考えれば当然の疑問が持ち上がり」・・・・いつ?
この坂東忠信の嘘がいつ知れ渡るか?楽しみである。