河野談話を守る会のブログ2

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2015-01-01から1年間の記事一覧

無視されがちな台湾で

台湾がどのような名誉の回復を求めるのかは分からない。 だが、ここで馬英九総統のいう「台湾の元慰安婦への謝罪と賠償、名誉と尊厳の回復」は明らかに、韓国が結んだ「合意」とは異なっている。 <慰安婦問題>馬英九総統、日本に謝罪と賠償求める/台湾 【…

日本政府の外注先となった韓国政府

「あなた誰よ!日本の外務省か!」 元慰安婦、面会の韓国外務省高官を罵倒したのは、イ・ヨンスさんである。http://www.sankei.com/world/news/151229/wor1512290067-n1.html 私も動画でその様子を見た。まったくその通りだな、と思いながら。そして韓国政府…

行く年の慰安婦問題を簡単に振り返る

当会は慰安婦問題を解決するために産まれた団体です。活動は多岐にわたっており、付き合いのある研究者、団体、ブロガーも多岐にわたっています。 主要な活動の一つが、論文の発表です。 会員の書いた論文を掲載すると同時に、専門誌に書かれた論文をネット…

日本軍「慰安婦」問題に関する日韓外相会談に対する弁護士有志の声明

今回の日韓外相会談に対する弁護士有志の声明が出ているので転載しておこう。 日本軍「慰安婦」問題に関する日韓外相会談に対する弁護士有志の声明 1 、2015 年 12 月 28 日日本の岸田文雄外相と韓国の尹炳世外相は、日本軍「慰安婦」問題の解決に関する共…

岸田外相は自分の希望的観測を会談の成果のように述べるのを止めよ!

30日の産経新聞が、日韓合意についてすでに言い分が食い違っていることを伝えている。 【慰安婦合意 記憶遺産不参加を否定 日本側認識に韓国「事実無根」】と題する記事で 、岸田外相が述べた「今回の合意の趣旨に鑑み、韓国が加わることはないと認識して…

最初から「ゴールポスト」を動かして来たのは、日本政府である!責任転嫁もいい加減にしろよ

「動くゴールポスト」なんて日本政府は言っているが、実際に「ゴールポスト」を動かして来たのは、日本側である。 まず、1965年の日韓協定について、日本政府は1993年までは「個人の請求権は存在する」と明言していたのである。 これについて簡単に…

ハルモニたちの反発の声

今回の「合意」では、まったく無視された当事者たち またあの日韓協定の轍を踏むのか?と危ぶむ声もある。 ハルモニたちの反発の声 CBSノーカットニュース 金グァンイル記者 2015.12.28 嗚咽する慰安婦被害ハルモニ「交渉を認めることはできない」 28日、韓…

フェイスブックでネトウヨたちの悲鳴が聞こえる・・・

フェイスブックでネトウヨたちの悲痛な声。 それにしても「英霊」とかいう言葉が飛び交う首相のフェイスブックも珍しい。 安倍 晋三 8時間前 · 今年も残り数日、今日で仕事納めの皆様も多いかと思います。 今年も官房長官、副長官たちと一致結束して内政外交…

朝鮮人慰安婦も普通に愛の対象になりえたのは、彼女たちがまぎれもない「大日本帝国」の一員だったからであるか?

慰安所の生活は、多くが強姦から始まった。その強姦はしばしば役得として将校たちによってなされていた。内地の遊郭で騙されて来たような娘を無理やり水揚げして、女性としての夢を諦めさせるのは、女郎屋の親父だったようだが、占領地では将校たちが女郎屋…

少女像移転誤報と【挺対協】の主張

少女像移転誤報 日本では、 「少女像移転、韓国が検討 」というニュースが流れている。例えば12月26日本日の共同通信は【少女像移転、韓国が検討 慰安婦問題の妥結条件】と題してこう書いている。 【ソウル共同】旧日本軍の従軍慰安婦問題で日韓が妥結した場…

朴裕河余波 「ただの売春婦」論は正しいと言い始めた毎日新聞アジア調査会理事の不見識

これは朴裕河の宣伝マンであり、朴に第27回アジア太平洋賞の特別賞を与えた毎日新聞アジア調査会の理事である長田 達治氏のツイッターである。 「「慰安婦は戦場売春婦だった」という主張。秦さんが言うように、学説的には正しい」のだそうだ。 そしてそれは…

慰安婦問題の解決とは、「恨」を解く事

(河野談話を守る会会員の主張) 慰安婦問題の解決とは、「恨」を解く事 元慰安婦の方たちの多くは、慰安所での生活で心身に深い傷を負いました。刀の切り傷をもっている人、刺し傷、耳が聞こえなくなった人、戦後40数年を経てもPTSDの後遺症に悩まさ…

また朴裕河のデマカセか?

朝日の朴裕河インタビュー記事の不思議 <朝日新聞> http://www.asahi.com/articles/ASHCV5HWYHCVUHBI02K.html 「帝国の慰安婦」著者に聞く 「史料に基づき解釈した」 ソウル=牧野愛博 2015年11月27日04時10分 韓国の朴裕河(パクユハ)・世宗大教授が出版…

朴裕河の妙な理屈ー記憶は隠蔽されたか?

1、経験と記憶を隠蔽してしまう言葉 例えば、離婚に関わる裁判があったとして、夫人が夫に殴られた様子を語ったとしよう。こういうのだ。 「私はまるで奴隷のように彼に殴られ、全治1カ月のケガを負ったのです」 残念なことだが、DV夫はいるのだからこう…

朴裕河と上野千鶴子の濃密な関係について

「上野千鶴子さんとお友達ですか?」と聞かれるのを なぜか嫌がる朴裕河 以前、ある人が朴裕河に対して、こう問いかけた。 主張が上野千鶴子とよく似ていたからだ。(あるいは上野を前提としている) >売春差別への意識への自覚<などという聞きなれない言…

「支那人は我々日本人を以て猛獣呼ばはりを為し日本兵を以て獣兵と唱えて戦慄する」 ー 陸軍法務官が見た皇軍の姿

小川関治郎プロフィール 1875年愛知県に生まれる。明治法律学校卒。1907年陸軍省より第16師団法務部部員を命ぜらる。1922年近衛師団軍法会議法務官、兼陸軍高等軍法会議法務官及び裁判官。1923年甘粕事件軍法会議裁判官、1935年相沢事件軍法会議裁判官、1936…

全ての兵士を代弁する・・・告発する元日本兵

水木しげるさんはこういう。 ぼくは戦記物をかくとわけのわからない怒りが込み上げてきて仕方がない。多分戦死者の霊がそうさせるのではないかと思う。 (『総員玉砕せよ!』あとがき) 戦場で、とことん”いじめ”られたあげく、片腕を失った水木さんだが、そ…

『帝国の慰安婦』著者朴裕河を告訴したのはハルモニたちである、言論弾圧ではない

当会はこの鄭栄桓教授の主張に賛同する。 朴裕河に対する訴訟は、「名誉棄損」裁判であり、「言論や学問の自由の問題」ではないからである。 『週刊金曜日』12月4日号に、北方農夫人の名前で慰安婦問題にまるで無知な朴裕河擁護論調の記事が載ったので、…

戦争は俺達の天下だ!上に立つ軍人たちのゼイタク三昧(その1)

「軍人は小児に近いものである」と芥川龍之介は書いたが(『 侏儒 しゅじゅ の言葉』)、その小児に近い人間たちが、大日本帝国のように強力な国家の権力を握ってしまうと世界はどれほど危険にさらされるか?という壮大な実験がなされたのが、第2次世界大戦…

創価学会婦人平和委員会の採談=「同じ日本人の女性として、言葉に表すこともできない憤りに苦しんだものでした」

政権の一翼を担う公明党だが、「慰安婦」問題に関する発言は極端に少ない。いや、すでに「政権の一翼を担う公明党」ではなく「自民党の一部としての公明党」かもしれないが。 朴大統領と安倍首相の会談や日韓交渉について与党の一員としての公明党、またその…

『帝国の慰安婦』事態に対する立場

(12/2)ソウルにて朴裕河教授、そして朴裕河教授を擁護し検察の起訴を非難する金哲教授らの会見が行われました。 しかし「学問と表現の自由」という観点でのみ『帝国の慰安婦』に関連する事態にアプローチする態度に憂慮する研究者も多くいます。 http://thi…

「強姦を得々と語る兵隊は少なくなかった」横田正平、佐々木元勝が描いた皇軍の倫理観

横田正平 『玉砕しなかった兵士の手記』 草思社、1988 大正元年愛知県生まれ。上智大学新聞科卒。 同盟通信写真部に入り、昭和13年に従軍記者として中国戦線に 昭和14年に東京朝日新聞編集局へ 昭和16年に召集の一兵卒として 華中、満州、サイパン…

水木しげるさん死去 いつか「水木さんの話を聞く会」を開きたかったのですが

「ゲゲゲの鬼太郎」水木しげるさん 多臓器不全で死去 93歳 スポニチアネックス 11月30日(月)12時47分配信 「ゲゲゲの鬼太郎」などで知られる漫画家の水木しげる(みずき・しげる、本名武良茂=むら・しげる)さんが30日午前7時18分、多臓器不全で東京…

【ふとどき千万】ソウル支局長が書いた「セクハラ捏造」記事の問題点=産経のヘイト扇動

【ふとどき千万】ソウル支局長が書いた「セクハラ捏造」記事の問題点=産経のヘイト扇動 自身のセクハラ捏造には、反省の弁もなく、「言論の自由、報道の 自由」の問題にすり替えて行く産経新聞と報道関係者たちに モノ申す 件のセウォル号事件の際、産経新…

読売新聞の先輩記者小俣行男が描いた慰安婦の思い出ー『戦場と記者』

まだ、千田夏光が『従軍慰安婦』を書いて世に問う前に、軍記や戦記に描かれた慰安婦・慰安所を探求しているが、今回は小俣行男『戦場と記者』である。 この著作の特徴はこの従軍記者が読売新聞の先輩記者であるということである。 現在、「慰安婦は性奴隷で…

さて戦争は俺達の天下だ!上に立つ軍人たちのゼイタク三昧

小俣行男著『戦場と記者』冬樹社、1967年発行。奥付によると、小俣は「昭和11年3月、読売新聞に入社。昭和13年1月、従軍記者として中支戦線に特派され、中支、南支、仏印等の各戦線に参加。第二次大戦勃発とともに、マレー、タイ、ビルマ方面に従…

慰安婦問題を解決するのが本当の愛国である

もし日本が自国の負の部分に向き合い、それを解決する型をつくるなら、世界をリードする国となるであろうということ 自民党の一部議員や産経新聞社などの右派新聞、右派雑誌などの右派論壇、そしてネトウヨたちは「日本が貶められている」「非難、糾弾されて…

【浅野 豊美氏の話を聞く】 「看護婦とかは、戦地から脱出させるが、慰安婦だけは脱出させなかった」

「近代日本史料研究会」という研究会がある。http://kins.jp/index.html 元「新しい歴史教科書を造る会」理事、現在「日本教育再生機構」顧問の歴史学者である伊藤隆 氏のやっている研究会である。 その研究会に浅野 豊美氏を呼んで話を聞いたらしい。浅野 …

<資料発掘>日本人も騙されて慰安婦にされた 「篤志看護婦募集」で・・・静岡の女性  軍はなぜ送り返さないのか?

<資料発掘>日本人女性も騙されて慰安婦にされた 「篤志看護婦募集」で・・・静岡の女性 軍はなぜ送り返さないのか? 救済処置をとるのが、当たり前ではないのか。 皇軍は、戦地で将兵の性処理のために「慰安婦制度」を造った。そしてその運用を管理したの…

西岡力の主張の問題点

西岡力という人は部分的に知韓派である。韓国に留学していたのだから、韓国語の読み書きができるし、当然他の人よりも知っていることもある。ところが右派によくある事だが、知りもしないことをまるで事実のように書いたり、さらに世界観の狂いによるものだ…