河野談話を守る会のブログ2

ヤフーブログ閉鎖のため移住しました

行く年の慰安婦問題を簡単に振り返る


当会は慰安婦問題を解決するために産まれた団体です。活動は多岐にわたっており、付き合いのある研究者、団体、ブロガーも多岐にわたっています。

主要な活動の一つが、論文の発表です。

会員の書いた論文を掲載すると同時に、専門誌に書かれた論文をネットにあげることもあります。またブログ記事を研究者や支援団体に紹介したりもしています。英文や韓国語の翻訳をすることもあります。

あらゆる資料を探索しています。

慰安婦問題に関係する裁判を支援し、レポート。

その他、デモや研究会、街頭演説などに参加等。

当会は「反レイシズム」であり、右翼思想には批判的
しかしいかなる政党にも所属していません。





慰安婦」問題は
今年もいろいろありました。

まず、去年の朝日新聞に対するパッション。8月の朝日の取り消し+謝罪
それに関する右派のデマの数々

2014年11月7日朴裕河の『帝国の慰安婦』日本語版刊行

2014年12月10日に 特定秘密保護法施行 がありました。

そして今年。

1月
年始早々、ネトウヨのサザン攻撃から始まりました。
「捏造記者」と呼ばれた植村隆さんの反撃が始まりました。



2月

慰安婦像の撤去を在米日本人らが市に求めたグレンデールの裁判の決着 http://synodos.jp/international/13150
●『帝国の慰安婦』現象に直面
ああいうデタメな本でも、図書館で100人も予約待ち状態でした。そこで少しづつ反論開始


3月

産経新聞と安倍政権のズブズブな関係が裏付けられる

ついに山下英愛氏が大高未貴氏を名誉棄損で訴えた事件がありました。この訴訟に関して、当会は関係してませんが、この件は、発端から当会が関わっており、安教授の抗議文が雑誌に掲載されるように奔走しました。(2014年には週刊『文春』に当会の名前が掲載されたりしました。)安教授は右派に利用されることが多い人で、ところが数年前、永井論文を読んで、目が覚めた状態になり、それまでの右派との腐れ縁を切りたかったのだと思います。なので『慰安所日記解題』には「性奴隷」とちゃんと書き、右派との縁切りになったわけです。そういう事が2014年にはあって、今年に山下英愛氏が大高未貴氏を名誉棄損で訴えたわけです。この裁判自体には当会は関係しておりません。



4月

来年4月から中学校で使われる教科書の検定が行われ、「慰安婦」問題記述は「学び舎」の一社だけでした。しかもさんざん検定で削られ、安倍の閣議決定を追加させられるという事態に

第7回吉見裁判がありました。裁判に参加しました。
この後、秦郁彦氏が参考人として立つというので、当会が秦郁彦氏の「慰安婦」論の問題点を指摘したレポートを担当弁護士たちに送りました。
この後、第8回吉見裁判で、何か所か反映していました。



5月
韓国で「日本軍慰安婦問題アジア連帯会議」開催ー当会は不参加

日本国は慰安婦の碑を建てるべきではないか、という論を立て初めました。

ニューギニア慰安婦についても調べ初めました。

6月
第2回植村裁判に

7月
第8回吉見裁判に

自民党「特命委員会」による提案

8月
侵略思想の淵源(3)世界恐慌の前から計画されていた満州領有』を書きずっしりと重い手ごたえ。
このシリーズは参考文献をこれまで500冊ぐらいは調べて来ました。もっとも、読者受けはよくなかったようです。

9月
8月の終わりに、産経の阿比留記者が植村隆氏にインタビューをして、逆襲を受けました。
この月、忙しくてろくに記事も書けませんでした。

10月
猪口邦子議員が呉善花本と産経歴史戦本の英語版を米国の研究者らに送り、顰蹙を買う。

秦郁彦の人数論を批判しはじめました。

台湾の馬英九総統が軍事博物館に、慰安婦に関する展示区画を設ける方針を表明し「慰安婦」コーナーを設けることに。

ヘイト本ブームが下火に



11月

水木しげるさん死去

12月

年末 日韓外相会談



(年間で3つの記事がヤフーによって削除されています)

では、来年もよろしくお願いいたします。