河野談話を守る会のブログ2

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あの戦争・・・

国家主義者・名取洋之助の軌跡

フォトジャーナリスト・名取洋之助と言えば、岩波書店とのつながりが有名だが、実はネトウヨが好きそうな人物で、中支派遣軍の特務部とつながっていた人物であった。 1938年代、南京事件の余波が起こり、『LIFE』や『LOOK』など世界的なグラフ誌が日本軍…

フィリピン・マニラ市街戦における皇軍の住民虐殺

フィリピン・マニラ市街戦がよく分かる。 まずは中野 聡教授と荻上チキ氏のやりとりを聞てみよう。 戦後、最大の反日国家だったフィリピンで 一体皇軍は何をやらかしたか、我々は知らねばならない。 戦争の悲惨さと共に、皇軍の極悪非道がフィリピンを覆った…

慰安婦問題の解決とは、「恨」を解く事

(河野談話を守る会会員の主張) 慰安婦問題の解決とは、「恨」を解く事 元慰安婦の方たちの多くは、慰安所での生活で心身に深い傷を負いました。刀の切り傷をもっている人、刺し傷、耳が聞こえなくなった人、戦後40数年を経てもPTSDの後遺症に悩まさ…

教育上よくないのでNHKは子供に見せるべきではない・・・吉田松陰は侵略扇動家である

誰が「侵略しろ」と命じたか? このブログでは随分前に取り上げたテーマである。↓ http://blogs.yahoo.co.jp/kounodanwawomamoru/64811138.html http://blogs.yahoo.co.jp/kounodanwawomamoru/64832248.html 要するに、1931年から、1945年までの14…

ー寓話

「あらすじ」 自分の父親が悪事を犯して殺された。しかしそれが信じられず、偽りのストーリーにすがりつき、「父親は(本当は)正義の人だった」と思い込みたい女性イライザの物語り。 この物語りを通してネトウヨ心理を探る。 自分の畑でコカインを育ててい…

あの戦争 児玉清が語った出来事

「昭和20年夏、子供たちが見た日本」 梯久美子 角川書店 P37~64 軍国少年だったが・・・ 昭和9年生まれ TVでおなじみの児玉清は、敗戦時には小学生6年だった。 「僕はね、少年航空兵になるつもりだったんです」という軍国少年だった児玉さん。しか…

「河野談話を守る会」の慰安婦問題論文「挺身隊について右派の論説の間違い」

「河野談話を守る会」では、会員による論文を公開しています。 何が正しく、何が間違いか? を知るために 『右派論壇に蔓延する挺身隊という言葉に関する無知』 http://yahoo.jp/box/BK3WyF

「中国の侵略」「北のミサイル」と言いながら・・・・憎韓の精神構造

【河野談話を守る会:論文集】 憎韓の精神構造 右翼雑誌である『正論』や『will』を読んでいるとしばしば、中国と北朝鮮の話題が書いてある。 彼らがこぞって強調するのが「中国の侵略、北朝鮮のミサイルの脅威」である。尖閣問題での中国の脅威を煽り、北朝…

安倍靖国参拝余波 【河野談話を守る会論文集】

安倍靖国参拝余波 【河野談話を守る会論文集】 安倍の神道妄想の表現である「靖国参拝」に対して、例によって菅官房長官による「隣国(中、韓国)とも、米国とも、大きな問題にはならない」という妄言が飛び出している。 菅自身が盲目という訳ではないだろう…

過去の国家犯罪的行為の謝罪と賠償を行うのが世界基準である

若林秀樹 ‏@Amnesty_Japan6月11日 英政府は、ケニアの独立運動で衝突し、拷問、殺害したマウマウ族の遺族に対し、約30億円の賠償を決定。50年以上経って過ちを認め、賠償に応じた政府もあれば、頑なに拒否を続けるどこかの政府。オバマ氏の祖父もケニア…

世界が見る日韓関係

【時代の変化と日韓の課題】 かつて、第一次大戦以降世界を政治的にも経済的にもリードし、冷戦期には「世界の警察」を自認したアメリカ合衆国が最近凋落している。コーラにマックにスーパーマンと・・・その文化は多少軽い感じが付きまとうが、その「米国型…

続 『少年の日の敗戦日記ー朝鮮半島からの帰還ー』 (収容所編)

(前頁からの続き) 続 『少年の日の敗戦日記ー朝鮮半島からの帰還ー』 を読んで 第9章以降は「強制収容所」である。ただしこの収容所は強制労働がなく、比較的自由があり、後に交渉して食べ物を取りに帰る事もできた(P155)。また人々はかなりの銀行…

『少年の日の敗戦日記ー朝鮮半島からの帰還ー』を読んで

『少年の日の敗戦日記ー朝鮮半島からの帰還ー』 岩下彪 法政大学出版局, 2000 - 430 ページ 庶民の知られざる敗戦体験。1945年8月―旧植民地朝鮮の日本人は未曾有の恐慌に襲われた。少年時代の克明なメモをもとに、終戦、抑留、脱出、引揚げに至る歴史的体験…

反米主義・小堀桂一郎の見る世界

国粋主義(民族主義)の究極的な姿は、排外主義である。 江戸末期から明治時代の国粋主義者達は、やってきた外国人を毛唐、南蛮と呼び表し、鎖国を目指してテロを繰り返した。一方、やはり国粋主義が勃興した満州事変から敗戦までの約15年間において、アジ…

保守は寛容か?

日本の保守の中には「保守」「右翼」という言葉を理想化して 「嫌韓・反韓・反米が保守とか右翼とかを冠するのはおかしい。安倍総理が言うようにヘイトスピーチは日本の保守主義が持つ寛容性に反する。先人が目指したアジアの連帯とも逆を行く全く新しい思想…

新しいミレニアムの共生時代実現のために日本が乗り越えるべきハードルについて

河野談話を守る会ー論文集 2-1 現在日本の乗り越えるべきハードルは、先の戦争の補償 や教科書問題を含む 歴史観の問題 である 現在日本が飛び越えなければならないハードルの中でもっとも重大かつ緊急性を帯びているのは「歴史観」における国際的な対立…

歴史検討委員会の『大東亜戦争の総括』(1995・8.15)を読んで

1993年8月10日、「終戦記念日」を前にして細川首相は、就任記者会見を開き、 「(先の大戦について)私自身は、侵略戦争であった。間違った戦争であったと認識している」 と表明した。 そのため、保守の人たち・・・右翼政治家や右翼団体、靖国を含む…

ネオナチと安部政権+在特の奇妙な共通点

1980年台後半、世界は共産主義の崩壊という大きな出来事を経験した。東西を分けていた象徴とも言うべきベルリンの壁が破壊され、共産国家を支配していた独裁者達があるいは処刑され、あるいは追放されたのである。衛星国は全て民主化革命が引き起こされ…

焼かれた大量の証拠文献

大日本帝国の証拠隠滅 さて、ポツダム宣言を受諾した後、大日本帝国は植民地や日本軍の全部隊に証拠書類の焼却処分を指示したのである。 戦犯裁判の証拠にされるのを恐れた日本政府とくに陸海軍は、終戦の日から「公文書は破棄すべからず」との連合軍指令が…

大日本帝国は優れた道徳国家だったか?

右翼論壇では、しばしばこういう論調がある。 「現在、道徳が乱れている。 これは、戦後押し付けられた東京裁判史観の影響である。 日本は自主憲法を制定し 『教育勅語』を復活させ、道徳教育を行うべきである」 ・・・・と言うような主張である。 現在道徳…