河野談話を守る会のブログ2

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保守王子に立候補? 猛烈アピールする桜内文城議員


           桜内議員が政調会長就任

維新の会が分離して、てっきり橋下につくかと思ったら、石原慎太郎の側に行った桜内文城議員。

『次世代の党』は平沼赳夫議員が、初代党首 。山田宏議員が幹事長。

より狂熱的な歴史修正主義者が集まった布陣の中で桜内文城議員は、見事

自分が名誉棄損で訴えられたにも関わらず、「慰安婦=性奴隷」捏造裁判の第1回口頭弁論 と逆ギレした名前をつけ、日本国及び日本国民の名誉と尊厳を守るための裁判だ」と意味つけました。その自己宣伝が功を奏したのか?

それとも「次世代の・・」なので一人ぐらい若いのを入れるべきだという石原老人の思惑がからんでいるのか?

それは分からないがともかく党三役をゲッチュ。
彼らにとってはますます負けられない闘いとなりました。なんせ政調会長が訴えられているのですから。

ところで 「慰安婦=性奴隷」捏造裁判の第1回口頭弁論 なんて名前をつける以上、「コレ争い」なんてして逃げてないで、早いところ「慰安婦=性奴隷」か否か?争ってくださいよ。いいかげん間延びしてるとますます影が薄くなりますよ。ただでさえ存在感が乏しいんですから。
何?”次回やる予定だ”

そう願いたいものですな。


             
      日本会議国会議員懇談会」の平沼赳夫会長と安倍特別顧問


一方で党首となった平沼赳夫議員は、昨日の記事でお伝えしたあの3万人を抱える右翼団体日本会議」の「国会議員懇談会」の会長でもある人です。日夜、日本会議に集うウヨクの主張と陳情を聞くと同時に、頼みごともするでしょう。

どんなひそひそ話が飛び交っているのか?




去年の10月7日、京都朝鮮学校事件の判決が出て、「人種差別撤廃条約」を考慮した判決が出ました。以来在特会は下火になり、今やデモをやっても往時の3分の1くらいしか、人が集まらない。その抜けた連中がこの日本会議に入っていると噂です。

こうして旧ウヨクとヘイトウヨクの若者が合体し、伝統的な疑似宗教を信奉する巨大な国家主義カルト団体が生まれつつあります。「大政翼賛会」みたいなもんですな。思えば「行動する保守」もそこに至る準備だったという事でしょう。ここに「神社本庁」やら「幸福の科学」やら「生長の家」やら「仏所護念会」やら、「比叡山延暦寺http://www.nipponkaigi.org/about/yakuinまで様々な思惑がからんで、わけのわからない闘いになりつつあります。

目指すは「国体」復活ですか?

「国体」が好きな人は民主主義が嫌いですね。
だから戦争中は、合理的な「天皇機関説」まで目の敵にしました。天皇は「神」なんだ、「機関だ」なんてウソはとんでもない、という訳です。

それから軍は選挙になると自分達のジャマになる候補者を露骨にジャマさえしています。最近も衆議院選挙の時に、その手の邪魔事件があったそうです。

今でも「天賦人権」を否定する議員や「国連は人権派の巣窟だ」とまるで「人権派」という言葉を悪の代名詞のように使う議員がいる国です。

後者は桜内議員と同じ政党ですね。憂鬱です。






     「国会議員懇談会」の特別顧問は現総理大臣と副総理


さらに「日本会議国会議員懇談会」の特別顧問は現総理大臣と副総理。


◆役員に安倍首相、麻生副総理
東京新聞7,31)

特別顧問から、事務局長までぞっとしない顔ぶれ。

今はともかく、将来的に公明党が政権から離脱する時期が来るとしたら、その代わりにこの『次世代の党』が政権に入るでしょう。

「南京・慰安婦否定」に「改憲論」・・・思想的には最も近いからです。

それこそゾッとしない未来ですね。

この日本会議。ずっと「憲法改正」を目標にして来ました。もう岸信介の時代から、「憲法改正」論は右翼政治家と右翼団体の間でくすぶっておりました。それをやろうというのが安倍であり、安倍をサポートするこの日本会議なのです。それを今月1日の朝日新聞が書いてました。

ちょっと抜き出しておきましょう。



地方から改憲の声、演出 日本会議が案文、議員ら呼応

2014年8月1日05時00分

今年に入り、早期に改憲を実現するよう求める地方議会の動きが目立ってきた。議決までの過程をたどると、安倍政権の足元で勢いづく改憲勢力の姿が見えてくる。

・・・・・(中略)・・・・・

 「憲法をどう改正するのか具体的な議論を進める段階に入ってきている」

・・・・・(中略)・・・・・

こうした動きのきっかけは、昨年11月13日に決まった日本会議の運動方針だ。東京で開かれた日本会議全国代表者大会。「憲法改正への国民運動を一層強化し、国民投票で適正に判断できるよう、国民の啓発に努めなければならない」。国会議員や地方議員ら約800人を前に、会長の三好達最高裁長官があいさつした。
 「全国に志を同じくする人が多数いる、そんな連帯意識を代表者大会で感じ取った」。運動の発火点は2月の石川県議会。その中心的な役割を担った中村勲県議はこう振り返る。大会に参加した後、日本会議が作成した案文を参考に意見書づくりを進めたという。
・・・・・(後略)・・・・・

憲法改正運動が活発になって来ている。



         私は保守王子だ?!


そういうわけで最近、「自分は憲法改正のために政治家になったんだ」

・・・とサンケイと日本会議、それから安倍たちに秋波を送っている桜内議員。

これはつまり、

  ”安倍さんや石原さんのように、私も根っから「改憲論者」なんですよ。
   みなさんよろしく、私が後継者候補です”

というアピールしているのです。

保守王子に立候補というところですか?

橋下氏は石原氏と離れてよりリベラルな人達と共同する事で、保守王子からリタイヤした感がある。だから、その地位を狙ってる訳ですが、ちょっと無理では?

今のところ、ブログもツイッターも人気が乏しいのですが、多分将来もあまり人気は出ないでしょうね。
言葉に華が無いので主役にはなりつらい。
橋下さんや安倍さんはやる事や言ってる事がムチャクチャなのですが華がある。

だから言ってる内容が真実か否かなんてどうでもいいが、お祭り好きな人格であるネトウヨには、魅力的に映るんでしょうね。

以前、彼らのヘイトデモを見物していて、ヘイトな事を叫びながら、踊るような足取りで歩いている様子を見ました。「これは彼らのお祭りだな」と感じたのですが、デモはこのシケた日本の中で彼らにとっては、”ハレの日”なんでしょうね。冴えない自分が唯一つ目立てる日なんです。お祭りなんですよ。そしてその事と彼らに神社崇拝者が多い事は決して偶然では無いのです。神社というのは元々、フリーセックスのお祭りをするだけの宗教ですから。日本では「遊郭」も、そもそも売春行為自体が、神々のお宮から始まりました。

それはともかく、いくら立候補しても無理だと思いますよ、桜内さん。

カリスマが無いからです。とは言え、『次世代の党』や『日本会議』が桜内議員を全面的に支援する事になるのでしょうね。そういう布陣になっているからです。