河野談話を守る会のブログ2

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本日の街宣活動


 台風の雨の中、「こいつら何なんだ」という視線を浴びながら、街宣活動をして来ました。しかし、ずーと聞いてくれている人もいて手ごたえも少しだけあったような。今日のお題は「特定秘密法案」です。慰安婦問題にも直接、間接に関わるからです。

あまり予備知識が無い人を前提対象にして、分かり易く話したいと思ったのですが、世の中に浸透させるためのスローガンを考えなければならないと思いました。




今日本は大変右傾化しています。戦前と実によく似ている。第二次大戦前の時代です。あの時代どんどん狂って行って戦争への道を突き進みました。そういう時代に似ていてきな臭い空気が漂っている。
それで戦前国連を脱退して孤立していったように、今慰安婦問題やヘイトデモの問題で国連から勧告がなされているのも無視してなんだか孤立気味ですし、このまま進めば戦争に突き進みそうな感じです。
 
昨日、閣議決定された「特定秘密法案」も戦前の治安維持法や軍機法との類似が指摘されている。
情報統制が始まりそうでとても怖い法案です。情報隠ぺいと情報操作が政府の手によってできるようになるからです。
そこでこの法案について少し述べたいと思います。
 
みなさんは、昔薬害エイズ訴訟というのがあったのをご存じだと思います。あの時、厚生省のお役人は「書類は無い」とか言って中々書類を出しませんでした。それで官直人さんが厚生大臣でしたので「書類を探せ」と命令するとすぐに出て来たのです。
 
ところがこの秘密法が成立してしまうともう出て来なくなるかも知れません。政府にとって都合の悪い資料は、「秘密指定」されてしまい国民の手の届かないところに行ってしまう。
 
そういう恐れが十分にあるのがこの法案です。
「秘密指定」をするのは誰か?
それは(行政の長)でと書かれている。多分総理大臣でしょうけど。
で、総理以外は何が秘密かも分からないし、それをチェックする機能もない。誰にもチェックされない。だから自由にやれる。
だから公務員がリークしてくれる事もなくなる。90年ごろから日本では官僚の天下りが指摘されるようになりました。それで法人を整理し事業仕分という事になりましたが、それは官僚のリークがあつたから天下り法人の存在が明るみに出た。
もしリークする事がなければ好き勝手にやられてた。
 
ところが、今後はそういう事はなくなるんですね。怖いからです。公務員が特定秘密を漏らすと10年以下の懲役だそうです。そして何が特定秘密かさえ分からないので疑心暗鬼になって自己規制するようになってしまうでしょう。
 
現在、福島原発の汚染水問題もありますが、原子力発電に関する事は「特定秘密」になると思います。「テロ対策」という名目で。それで汚染水問題も出て来ないようになると思います。
 
それから現在、防衛研究所には戦争中の 7000点の未公開資料があります。こういうのが出て来る事がなくなるでしょう。
とにかく政府にとって不利な情報はまったく出て来なくなると考えた方がいい。
 
・・・・(略)・・・・