河野談話を守る会のブログ2

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監察的機能とは?


    監察的機能とは?
 
 
江戸時代には相互監視システムである「5人組」がありました。キリシタン日蓮宗不受不施派を、処刑するためのシステムでした。

吉原遊郭が造られたのも、最初は旧豊臣方を捕まえるためでした。
 
 やがて戦争前中には町内会で密告システムが造られ、軍部批判などを行うと密告され特高に引っ張られた。
 
こうした権力による管理の歴史を持っている我が国ですが、2年後に国民背番号制を控え、「秘密法」によって国民管理システムが構築されつつある中。なぜか町内会参加条例を造ろうという動きがあります。
 
地域レベルでも、様々な問題が浮上している事は、辻こうじ議員をめぐる秘密保護法関連の越谷市 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013121302000122.html   http://kozichu.blog87.fc2.com/blog-entry-284.html  

の動きからも知る事ができます。

最近のトレンドは「都合の悪い法案は、市民の観ていない夜中に可決しよう」・・・のようですね。


 
こういうのは、最初に廃案にしないと、他の市町村が真似するおそれがある。



    町会加入促進条例

「秘密保護法」と連動して、国民から人権や自由を奪う可能性のある法律や条例がつぎつぎに準備されています。その一つに「町会加入促進条例」があります。 

 横浜市京都市、埼玉県所沢市八潮市などの数多くの自治体で「町会加入促進条例」が検討されています。この「町会」と、大掃除や盆踊りや祭りなどを主体的に運営してきたこれまでの自治会との間には、大きな違いがあります。 
 東京・世田谷区では、反対運動がおこり、議会でも紛糾しているので、ここで取り上げてみます。  
 世田谷区では、区民の自治会加入率が約40%にまで漸減していて、地域内のつながりを深め、防災・自助・共助に役立てようという理由はたしかに成り立ちます。しかし、一方でここには多くの問題が残ります。 

 現在の社会状況や区民のライフスタイルのなかで、地域的なつながりを求めたくないという人々が増えているのは事実です。単身生活や独居老人、収入格差の問題、また深夜の仕事に従事するなどで生活時間が違うなどもあって、自分のプライバシーにかかわってほしくない、自分のことは「ほっといてくれ」という住民が増えています。これは現在の都市型生活において避けがたいものです。こうした社会生活の変動をどう捉え、それに向き合っていくべきか。コミュニケーションのための良い解決策はないか。そうした問題の議論や了解がないまま、自治体が町会への加入を促進するための条例には違和感があるという市民が多いのです。 
 「強制」は明記されてはいません。しかし、防災のための地域住民の組織作りのためといった明確な理由があるのでもなく、条例化して地域のつながりを深めましょうというのは、実態から乖離しているだけでなく、秘密保護法と同様に恣意的に拡大解釈される余地があり、住民を縛っていくような不穏さが潜んでいるのではないでしょうか。