河野談話を守る会のブログ2

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「YOSHIMI裁判いっしょにアクション」 への入会のご案内


吉見義明先生の事を「左翼」という人がいますが、「左翼」ではなく「史実派」(資料実証主義派)の学者です。それは膨大な資料を掲載し1992年に出版した従軍慰安婦資料集』からも分かるはずです。

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イデオロギーを先に立てようとする人は、こうした膨大な資料を集め発表したりはしないものです。後に秦郁彦が発表した慰安婦と戦場の性』(1999)の掲載資料のほとんどが、この従軍慰安婦資料集』や1995年の従軍慰安婦』『共同研究 日本軍慰安婦にすでに掲載済みであった事から考えても、吉見先生の第一人者としての先駆的業績を見る事ができます。
そしてそれは、この裁判に対して歴史学者がほとんどが吉見先生に賛同しているという事実が、裏付けています。

「吉見義明教授の裁判闘争を支持し、 「慰安婦」問題の根本的解決を求める研究者の声明」http://y-support.hatenablog.com/


従って、こうした膨大な資料から導きだされる史実に対して、感情的に反発する人達だけが、吉見先生の研究を「左翼」「反日」「捏造」などと呼んでいるのが実情です。自分達が偏っているので、正当な研究を「左翼による捏造」などと放言してはばからない人がいるのです。

10月7日の第一回口頭弁論で桜内被告が東京キリスト教大学教授、西岡力の名前を出したり、『正論』1月号で秦郁彦講師(元教授)と桜内議員が対談したりしていますから、両人が、被告に参考人招致される可能性が高く、どんな迷言が生まれるか?実に楽しみです。

すでにこのブログでは、彼らの論説の問題点を複数指摘しています。
歴史学者でさえなく、どこの誰とも分からない相手と論争して「勝った、勝った」「結論は出た」と言い張る自称専門家・西岡教授は論外ですが、秦論説の変遷と矛盾点についても言及して欲しいものです。

秦郁彦氏は研究者として十分な業績のある人ですが、すでに80歳代。とっくに引退しているはずが、今でも大学に所属している。元々教授だった日大法学部に、講師としているという事です。そして聞いた話ですが、講師として所属しているのに、講義している授業は無いらしい。

第一回弁論で裁判長が述べたように、吉見先生が書いた従軍慰安婦は、一般向けと言いながらも、膨大な一次史料を掲載しています。そこから導きだされる「性奴隷制度であった」と言う結論に対して、どんな反論が可能なのか?秦が述べるようないくつかの例外があっても、すでにこのブログで書いて来たように、ごく一部でしかありません。吉見先生は徹底的に論破していきたい」と述べておられ、その通りになるでしょう。

さて、この裁判になった経由はすでに書いている通りです。
桜内発言動画を再度掲載しておきます。http://youtu.be/4Igni2rqWjU



この発言の「”これ”は吉見さんの著作を指していない」と被告は主張しています。







<以下、転送歓迎>
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「YOSHIMI裁判いっしょにアクション」
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■入会ご案内
 吉見義明さんの名誉毀損裁判の支援ネットワーク「YOSHIMI裁判いっしょにアクション」(共同代表:吉田裕・梁澄子、略称:YOいっション)が二〇一四年一月に正式に発足しました。「YOSHIMI裁判いっしょにアクション」へのご入会をお願いします。会員には年2~3回会報をお届けします。

 年会費 2,000円
 振替口座 00180-6-323261
 口座名義 YOいっション
 通信欄に名前、住所、所属をご記入ください。

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会員の方も、非会員の方も、ウェブサイトよりお申し込みください。

■吉見裁判とは
 吉見裁判は、中央大学吉見義明教授が日本維新の会桜内文城衆議院議員を
名誉毀損で訴えた裁判です。
 二○一三年五月一三日、橋下大阪市長は「慰安婦制度は必要なのは誰だってわかる」と発言して内外の批判を浴びました。特に海外での反響に対する弁明として、橋下大阪市長は五月二七日に日本外国特派員協会で記者会見を行いました。
 その場において、司会者が吉見義明教授の著書に触れたことに対し、同席していた桜内文城議員が、「これはすでにねつ造であるということがいろんな証拠によって明らかとされております」と発言しました。桜内議員が「ねつ造」であるとしたのは、吉見義明『従慰安婦』(岩波新書、一九九五年)の英訳書であると考えられます。
 吉見教授は、二○年以上にわたって日本軍慰安婦」の実態を研究してきました。発言の撤回と謝罪を求めたものの拒否されたため、吉見教授が桜内議員を相手に提訴しました。これが、「吉見裁判」と略称している裁判です。
 第一回口頭弁論(一○月七日)では、「慰安婦は性奴隷か否か」について全面的に争う様子もあり,「慰安婦」の定義をめぐる本格論争が展開する歴史的な裁判になることも予想されます。

■吉見義明さんからのメッセージ
 外国特派員協会での橋下大阪市長の記者会見の場で、日本維新の会桜内文城衆議院員は、「慰安婦」問題に関する僕の本を「捏
造」であるといい、多くの証拠で明らかにされているとまでいいました。研究者の研究成果を捏造であるというのは、その研究者に対する重大な名誉毀損に当るだけでなく、その人格までも否定するものですから、やむをえず提訴しました。第一回口頭弁論で、桜内氏は「慰安婦」が性奴隷だというのは「虚構の事実」の捏造だと主張していますので、これも争点になると思います。徹底的に論破していきたいと思います。ご支援をお願いいたします。

■問い合わせ先(ウェブサイトから)