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大高未貴・・・捏造と歪曲を当人の安名誉教授に指摘されるの巻




大高未貴は、最近「CH桜」に登場し、雑誌『WILL』や『正論』誌の常連執筆メンバーとなった「ジャーナリスト」という肩書きの人物である。慰安婦関連の記事はたくさん書いているが、まともなものは一つもない。グレンデールの碑」での”イジメ”事件もレポートしていたが、裏取り調査した様子もなく、おそらくその話しのほとんどが噂話しの類である。裏をとらないで、井戸端会議レベルの話しを扇動的に書くことがジャーナリズムとは畏れ入る。

その大高未貴が、文春に書いた慰安婦”調査担当”韓国人教授が全面自供」という記事・・・・やはりと言うべきか?この記事の中でインタビューを受けた安秉直名誉教授自身から<反駁文>という形で、歪曲が指摘されている。

以下、掲載しよう。




- 4月10日
週刊文春>4月10日号に掲載された大高未貴の「慰安婦”調査担当”韓国人教授が全面自供」という記事、事実の歪曲もはなはだしい。韓国人教授(安秉直)が反駁文を書いているので、以下転載します。


<反駁文> 安秉直 
  『週刊文春』4月10日号に掲載された「慰安婦調査担当韓国人教授が全面自供」という記事は、ジャーナリストの大高未貴氏が私の発言を歪曲して自分が書きたいことを書いたものに過ぎません。  まず、この記事が書かれた背景からお話しします。

さる1月、大高氏がある韓国人を介して執拗に面談を要請してきました。それでやむを得ず、“報道しない”ことを前提に会って話をしたことがあります。その時の私的な会話がこの記事の基礎資料になっているようです。同じ頃、『週刊文春』からも二度にわたって面談の要請がありましたが、それはすべて拒絶しました。ですからこの二つの面談要請がどのような関係にあるのか、私としてはまったくわかりません。  次に、私の発言に対する歪曲の事例を挙げます。

1.記事では『証言集1』に出てくる元日本軍慰安婦19名を、私がすべて面談調査したと書いていますが、私はその人々に対する調査資料の検討に全面的に関与はしたけれども、全員と面談調査したことがあると言ったことはありません。

2.『証言集1』の調査の際、元日本軍慰安婦かどうかを確認するのが大変だったこと、そしていま再検討してみると、1名は軍慰安婦ではなかったようだと話したことはありますが、その調査の「実質的な調査失敗」を言及したことは全くありません。

3.河野談話は日本軍慰安婦に対する既存の研究と若干の軍慰安婦に対する事例調査に基づくものなので、日本軍慰安婦の存在を全面的に否定できない限り、事例調査に多少不明確な点があるからといって河野談話を否定することは日本にとって得策ではないと何度も忠告したが、大高氏は私がまるで「河野談話はおかしい」と言ったかのように事実を歪曲しました。事実の歪曲はこれ以外にもたくさんありますが、この程度にとどめておきます。


そして、その日は日本軍慰安婦問題の本質についても多くの話をしました。これまでの研究に基づいて、その日私が提示した日本軍慰安婦問題の本質は次の通りです。

「日本軍慰安婦問題の本質は、上海事変(1932)から太平洋戦争(1941~45)に至るまで、日本政府が日本帝国及び日本軍の占領地で多くの若い女性たちを徴集し、日本軍の後方施設である慰安所に留置して将兵たちの性的欲求を処理するための兵站として使用したことである」 4月9日
(終わり)




これに対して、哲学者氏の反応

↓RT まあ予想通りの経緯。しかし安名誉教授も、日本の右派メディアが自分をどのように利用してきたか、知らないはずはないのであって、自身のアンチ左翼センチメントが招いた帰結でもある。




今までさんざん産経新聞などの日本の右派メディアを利用してきた安秉直も、さすがにこんな風に書かれてはヤバイと思ったのだろう。

しかし、大高未貴の書いた内容はまるでデタラメだな。手元に問題の記事があるのだが、安名誉教授は「調査資料の検討に全面的に関与はしたけれども、全員と面談調査したことがあるなどと言ってない」にも関わらず、大見出しですでに「慰安婦調査担当韓国人教授」「当時の調査方法は全然だめです」なんて書いている。
よくこんなので、「ジャーナリスト」なんていう肩書きが名乗れるものだ。文章はネトウヨに毛が生えたような偏見丸出しだし・・・。

大高は「1名は軍慰安婦ではなかったようだ・・・」という話しを「19人の慰安婦の証言の信憑性について実質的な調査失敗を認めた」と書いている。これはもう立派な捏造であり、針小棒大の”造り話し”である。

週刊『文春』は、この記事について、説明する必要がある。


安教授の話によると、大高氏は「報道しない」ことを約束しておいて大々的に報道した、という点で問題があるし、週刊文春側も、安教授が取材を拒否しているのにこんな形で記事を載せたこと自体、まったく倫理のかけらもない。

その上、内容もまったく歪曲しているのだから、詐欺と名誉棄損にあたるのではないか。


硬過ぎて便所紙にも使えないよね。