河野談話を守る会のブログ2

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WILL化しつつある文春





朝日新聞が「売らんかな主義で記事をつくるべきではない」と報道機関として当たり前の倫理を書くと、ガキんちょのように一斉に反発して「朝日のおかげで売れてます」とか「クオリティペーパーを気どりやがって」とか書き散らしていた右派雑誌たち。

でもやっぱり「売らんかな主義」で記事を書いているじゃないか。確かに何かにイチャモンをつけるのはイチャモンを付けて欲しい人達にとっては共鳴できる事なのだろうが、イチャモンはイチャモンであって、正しい意見ではない。
ネトウヨネトウヨモドキの政治家達に媚びを売るぐらいなら、報道なんてしてもしょうがないだろうに。

嫌韓から反米に
いよいよ、国粋主義の本性が出て来たな。






こういうコーナーを作ってせっせと販売部数をあげようとする文芸春秋もかわいそうな出版社である。

  投稿者:JCK  投稿日:2014年 4月12日(土)19時29分11秒
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 孫崎享のつぶやき 2014-03-21 06:24

「米国関係者を怒らしている週刊文春ケネディ大使人物破壊。文春は米ポチなのに大丈夫?」

文藝春秋と言えば、名だたる「米ポチ」の出版社である。米国に都合の悪い政治家の人物破壊の先頭を切ってきた。代表的なのは、田中角栄追い落としの先陣を切ったのが文藝春秋である。今日でも月刊誌では「米ポチ」姿勢を貫き、メア国務省元日本部長やアーミテージ等の宣伝を盛んに行ってきた。

米国からみたらもっとも信頼出来る「米ポチ」が、週刊文春ケネディ大使を批判した。米国大使館関係者はかなり怒っている。文藝春秋さん、大丈夫なんですかね。

日本国内では民主党政権になっても依然アーミテージ等にごまをすっている。

この流れの人は当然ケネディ大使を批判する。だから、こういう記事を書けば米国が喜ぶと倒錯した考えを持っているようであるが、文藝春秋さん、米国大統領は民主党オバマ大統領であって、アーミテージではないのですよ。ついでにいえば、この流れは今、安倍首相が米国から厳しく批判されているのと同じ流れにある。

3月27日号週刊文春、適菜収著「今週のバカ」「キャロライン・ケネディは何をしに来たのか」

先ず書き出しは、典型的人物破壊の手法である。確立した悪評をだぶらせる。

「“アメリカにも田中真紀子がいるらしい”と冒頭に書こうと思ってネットで検索したら、すでにキャロライン・ケネディ田中真紀子になぞらえている報道があった」とまずだぶらせている。

「2008年の大統領選ではオバマを“父のような大統領になれる人物”と持ち当選に貢献した。それ以来オバマといつでもコンタクトをとれることを“売り”にしている」

キャロライン・ケネディがいつ“売り”にしたのか。

彼女が「オバマといつでもコンタクトをとれる」ことは事実である。それは日本にとってもプラスのはずだ。それがどうして批判の対象になるのか。

「いきなり粗相をやらかした。皇居で行われる信任状奉呈式では、七分袖に膝上丈スカート、ショルダーバッグという格好で登場、おばさんってすごいよね。サザエさんに近い」

昨年末に安倍晋三靖国神社を参拝すると「米国は地域の緊張が高まることを懸念しており、首相の決断には失望した」と朝日のインタビューで発言。

さざえさんのBGMがよく似合う。しかし、この決定は彼女個人の発言ではない。米国大使館が公式に声明を掲載し、米国報道官が公式に発表した内容だ。

「イルカ問題で発言し。鹿児島県を訪れた時には名物の黒豚を食べたいといいだし“イルカは駄目なのに豚はいいか”とネットで批判された」

「ウッカリにも程がある。バカモンと雷を落としてくれる波兵いやJFKは今はいない」

「他に話題になったのは顔の皺くらい」「女は中身だと言っても肝心の中身はがサザエでしょう。磯野家も謎だけどケネディ家も大分謎である」、女性の容姿批判はタブーと思う。

以上極めて悪質の書き方である。

人物破壊の見本のような書き方だ。  こういうコーナーを作ってせっせと販売部数をあげようとする文芸春秋もかわいそうな出版社である。でも多分逃げ道用意しているのでしょう。「あれ、週刊誌だから」、「あそこは三文文の場所だから」

~転載ここまで


最近の月刊文芸春秋もひどい有様である。デタラメはたくさん書いてあるが、慰安婦問題では、最新5月号「河野談話その本当の舞台裏」のP96で「この謝罪に納得しなかったのが元慰安婦の方々の組織である韓国挺身隊問題対策協議会である。」なんて書いている。しかし挺対協は、「慰安婦の方々の組織」ではなく、慰安婦問題の追及のために生まれ、金学順さんのカミングアウト以来支援団体ともなった組織である。現在の代表も慰安婦の方々」ではないし、過去にもそうだった事は一度もない。
細かいようだが、こういうところで間違えてしまうのは、基本的に慰安婦問題に無知な人間がよく調べずに書いているからである。もう少し精度の高い記事を書いて欲しいものだ。・・・というよりもなぜ専門家に原稿を依頼しないのだろうか?
2013年10月号では「中韓との百年戦争にそなえよ」などという『WILL』のような敵対心を煽る記事を書いているが、この中で秦郁彦が自分の立場を正当化して、「吉見義明氏とのラジオ対談で・・・・米軍の尋問調書によると、彼女たちは居住の自由を除く、3つの自由があり、兵士の30倍、看護婦の10倍以上の高収入があったと書いてあります。これで吉見さんに「これでも性奴隷と呼べますか」と聞くと「呼べます」と答えたので私は2の句が告げなかった」と述べている。
しかし、実際には、吉見氏にこの調書の成り立ちや戦地での極端なインフレなどを反論されると、知識の量が違いすぎて、それに対してろくな反論もできなかったのである。この部分だが、自分で確認すればいいだろう。
また、ラジオはここで聞ける。
何が「二の句が告げなかった」だろうか?
二の句が告げないのはこっちのセリフである。

文芸春秋が劣化したのは、そこに書いている面々が劣化したという事であろう。すでに80歳を超えたような老人たちを中心に記事を造るのは止めるべきである。
私はこの雑誌社の寿命は、このままだと後数年だと見ている。潰れても別に困らないが、社員は困るかもね。