「少女像の撤去が合意内容に入っていた」という各新聞の社説と政府見解の恣意的変化(後半)
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合意直後の会見で韓国政府は少女像については「努力する」と述べた。対して日本側は「期待する」と述べている。そして「それ以上でもそれ以下でもない」と繰り返している。
国際条約において、「努力する」×「期待する」がはたしてあり得るだろうか?条約内容は「○○をする」であり、「努力する」×「期待する」は合意内容としてあり得ない。ましてやそれを根拠に謝罪するはずの側が、「合意を果たせ」などと言いつのり、あげく大使を召還するなどありえない話である。
ではなぜ、こういうことになったのか?
それは、安倍が日露首脳会談であれほど宣伝していた北方領土返還を完全に失敗してしまったからである。そこで安倍政権は、失望する右派の人気をとるために、少女像問題で大使を召還するという過激手段に出たのである。そうすることでネトウヨを含む右派が溜飲を下げることを狙ったのであろう。
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