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日本兵の場合 強姦して殺した例が多かった


       

 日本兵の場合 強姦して殺した例が多かった


軍の兵站部で慰安所の世話をしたこともある作家、伊藤桂一は、慰安婦について見聞きした多くの話を書いているのだが、軍内で見聞きした強姦事件についても次のように書いている。

これはビルマでの話だが、某兵団で、どうしても強姦が絶えないとみて、内々に強姦を認めた。
一婦人が暴行された、と軍へ訴え出てきた。やむなく調査をしたら、兵長以下三人の犯人が出てきた。かれらは顔を覚えられているし、三人で輪姦したと白状した。准尉が『なぜ殺さなかった』ときくと、三人は『情においてどうしても殺せなかった』と言った。よって軍法会議にかけられ、内地に送還された。一方では強姦したら殺せ、といい、一方では発覚すると厳罰がくる。奇妙な軍隊の規律である。
   伊藤桂一兵隊たちの陸軍史』(文春文庫)

この手の話は日本軍ではよく聞く。
強姦が黙認され犯行後殺していたことは『南京への道』にも書かれており、右派歴史学者秦郁彦日大講師も
日本兵の場合は、憲兵による取り締まりが厳しく、証拠を残さぬために殺害した例が少なくなかった 
と書いている。慰安婦と戦場の性』P155)

また中国帰還兵の金子安次は
上官から女を見たら殺せと指示が出ており、どうせ殺すなら強姦してもよいと考えた。
女性国際戦犯法廷でその心理を明かしている。『金子さんの戦争』

日本軍の自己中な性質がよく分かる話である。