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軍人たちの慰安所(2)『青山学院と出陣学徒』ー永瀬隆が伝える慰安所




永瀬隆さんと言えば、すでに伝説上の人物である。

毎年タイを訪れては、泰緬鉄道建設に駆り出されて死亡した連合国兵士およびアジア人兵士労働者を慰霊したという。彼がそうしたのは、陸軍通訳として泰緬鉄道建設の現場に関わっていたからだ。そしてかなり惨かったらしい皇軍による捕虜虐待を証言している。

日本人の多くは、泰緬鉄道についてあまり知らない。しかし映画『戦場に架ける橋』は知っている人も多いはずである。原作者ブールの実体験に基づくこの映画では日本人大佐との対立と交流が戦争の中で描かれていた。

最近では映画『レイルウェイ 運命の旅路』ジョナサン・テプリツキー監督によって制作されている。原作は、元英軍技術兵エリック・ローマクスの自伝で、自分に残虐な拷問を加えた日本軍の一員であった日本軍憲兵隊通訳に対する憎しみを、彼がいかに克服するかという「運命の旅路」の物語りである。




映画『レイルウェイ 運命の旅路』



この通訳が永瀬隆さんであった。

2011年その永瀬さんが他界した時、ローマクスさんは「さらば我が盟友、我が兄弟」と別れを惜しんだという。



その永瀬さんが、『青山学院と出陣学徒』の中でインタビューに答え、慰安婦について証言している。



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天皇は親だという教育を受けたという。

皇軍は、悪事を働いても罪の意識が無かったという。 ↓


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慰安婦たちは、永瀬さんが、兵隊ではないので本当のことを話した。

「ウエイトレスの仕事」と言われ、わずか100円の前借でシンガポールに来ると、そこで慰安婦にされた。騙されたのである。

永瀬さんによると慰安所が始まる前に、「小太りの隊長が毎晩一人づつ」”てごめ”にしたのだという。

先日の記事でもお伝えしたが、これも「慰安所」ではよくあった話である。
非常に多くの慰安婦が、まず軍人に強姦されて慰安所生活が始まっている。強姦をするのは、多く場合、将校たちであった。


皇軍慰安所制度を考案し、造ったのである。そこで業者に依頼・命令して集めさせた。集めた女性たちを皇軍の船で運び、「慰安所」の建物も皇軍が造った。そこで生娘は、将校たちが喜んで強姦し”水揚げ”した。

これのどこに「日本国の責任が無い」と言うデマが入り込む余地があるのか?



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