ロバート・O・ウイルソン氏の手紙に見る南京レイプ
「一般市民の殺害は、ゾッとするほどだ。強姦や想像を絶する蛮行について書こうとすればきりがない」――12月15日
ゾッとする蛮行
「きょうは、流血と強姦が山ほど書き込められた。近代版ダンテの地獄の六日目になる。無差別の人殺し、数千件にのぼる強姦。…略…きのうの夜、大学の中国人職員の家に侵入があり、親戚筋の女性二人が強姦された。難民キャンプの一つで、年の頃一六ぐらいの少女二人が、強姦されて死んだ。八千人が避難していた金陵大学附属中学校に、昨晩は日本兵が一〇回も塀を乗り越えて押し入って、食料や衣類を盗み、気のすむまで強姦を犯していった」――12月18日
無差別の人殺し、数千件にのぼる強姦
強姦されて死んだ
「日本兵はいたるところにはびこっていて、町の中では、私たちの住居を除いたら、病院だけが強姦されない唯一の建物ではないかと強く信じているのだが、四階で兵隊一人が見つかるまでに、強姦されたものが一人もいなかったといえる確信はない。後に記録を見ると、この兵隊は服を脱いで二人の看護婦とベットに入ったそうだが、看護婦が悲鳴をあげるたびに、あわてて服を着て、誰かやって来ないかどうかを見に外に出ていったそうだ。私が行った時は二人目だったので、たぶん間に合ったと思う。
病院だけが強姦されない唯一の建物ではないかと強く信じているのだが
強姦されてから銃剣で刺された
「きのう午前中、一七歳の少女が赤ちゃんと一緒に病院にやって来た。前の晩の七時三〇分に日本兵二人に強姦されて、九時に陣痛が始まり、彼女にとって初めての子供が一二時に生まれた。夜だったので当然病院に出掛けることは差し控えたが、朝になって子供を連れてやって来た。赤ちゃんは奇蹟的に無事で健康のようだ」――12月21日
日本兵二人に強姦されて
「一昨日ヒルクレスト学校で、妊娠六カ月半の一九歳の少女が、ばかなことに二人の日本兵の強姦に抵抗した。顔に一八カ所、足に数力所裂傷を負い、腹部に深傷を受けた。今朝病院で胎児の心音を聞くことができなかったので、おそらく堕胎することになるだろう。
(翌朝¨彼女はきのう真夜中に堕胎した。専門的
にいうなら流産である。)」――12月21日
「四〇歳くらいの女性が来て話すところによると、表向きは将校たちの衣類を洗濯するというのが目的で、難民キャンプから一二月二一日に連行されたという。六人が連れ出された。昼間は衣類を洗濯させられ、夜は強姦
されたという。五人は一晩に一〇人から一二人の相手をさせられ、残りの一人は若くて美人だったので四〇人の相手をさせられたそうだ。三日目に兵隊二人がこの女性をみんなのいるところから連れ出して人気のないところに連れて行き、首を切り落とそうとした。 一人が四回も首切りを試みたが、うしろ首の筋肉をやっと背骨のところまで切断することができただけだった。彼女は他にも背中、顔、腕の六カ所に銃剣の刺し傷を受けていた。おそらく回復するだろう。彼女がこうした状態で倒れていたとき、別の日本の(―)兵隊が彼女を見つけて安全な場所に連れてきてくれた。
三番目の患者は一四歳の少女で、彼女は強姦に耐えられるように体ができてなくて、相当な外科の修復手術が必要だろう」――1928年1月2日
表向きは将校たちの衣類を洗濯するというのが目的で、・・・昼間は衣類を洗濯させられ、夜は強姦された
四〇人の相手をさせられた
背中、顔、腕の六カ所に銃剣の刺し傷
○感想
それだけが、唯一の救いだ。
悪霊参拝はご遠慮申しあげる。むしろ供養してあげるべきなのである。