大高未貴の歪曲記事を守ろうとするネトウヨ顛末
大高未貴氏の歪曲疑惑が発覚したのは、4月10日だった。
これに対してインタビューを受けた当の安秉直教授が「歪曲である」と反発し、慰安婦問題の研究家仲間である山下英愛氏にメールを送った。
それを私が知ってブログに記事にしたのが、約1カ月前の4月12日だった。http://blogs.yahoo.co.jp/kounodanwawomamoru/64430147.html#64488859
大高の書いた文春記事にはこんな事が書かれている。
「この19人の証言も、今思えば、本当に事実かどうか自信がありません・・」
韓国ソウル、私の目の前で、その学者はため息をつきながらそう話した・・。
「現在、慰安婦問題が韓日の外交懸案になっている以上、その解決展望がない限り、外交関係の改善は難しいだろうと思います。」
彼こそ、90年代初頭、韓国で慰安婦の実態調査を行った最初の研究者。
そんな「バイブル」を書いた安氏が、この19人の証言の信ぴょう性について、
実質的な「調査失敗」を認めた。この発言の意味は大きい。
安氏
つまり
「信ぴょう性に欠ける聞き取り調査をもとに発表された河野談話はおかしい」
ということ。
安氏がこの調査に関わったのは、経済学、中でも植民地経済史が中心であり、同時期の慰安婦像の実態を知りたかったのが動機。
などだ。
これに対して安教授は歪曲性を指摘し、こう述べている。
元日本軍慰安婦19名を、私がすべて面談調査したと書いていますが、私はその人々に対する調査資料の検討に全面的に関与はしたけれども、全員と面談調査したことがあると言ったことはありません。
1名は軍慰安婦ではなかったようだと話したことはありますが、その調査の「実質的な調査失敗」を言及したことは全くありません。
河野談話は日本軍慰安婦に対する既存の研究と若干の軍慰安婦に対する事例調査に基づくものなので、日本軍慰安婦の存在を全面的に否定できない限り、事例調査に多少不明確な点があるからといって河野談話を否定することは日本にとって得策ではないと何度も忠告した・・・
読み比べてみれば分かるが主張がまるで、食い違っている。
その場に居なかった我々が理解できるのは、どちらかが嘘を述べているという事である。例えば大高は「この本の19人すべてに逢った・・・と安教授が述べた」と書いているが、安教授は「全員と面談調査したことがあると言ったことはありません。」と述べており、この部分は大高が造ったのだと言う。
この二人の内容はまるで違っており、どちらかが嘘である事が確定しているのだ。
さてどっちが正しいか?
まあ、これまでの安教授の主張から考えて、河野談話を全面否定するとは到底思えないし、大高が歪曲したと考えられる。
このアカウント、中々面白い事を言い始めた。「自分はこのインタビュービデオの文字起こしをした者」で、大高と会話はできるが、「大高の関係者じゃない」と訳の分からない事を言いながら、あげくに「貴方みたいな態度の悪いブログ管理人は初めてです。左翼って売国奴」とか冒涜し始めたと思ったら、「山下ヨンエさんに何度(すでに8回)もツイートしているのですが応答なしです」などと言うのだが、ツイッターを調べてもそんなツイートはどこにも無い。
あまりに嘘が多く、デタラメな上に冒涜的なので、それ以後、コメント承認を辞めたのだが、それでもコメントし続けている。
4/27(日) には、
私は明日韓国に行きますので安教授にも会う予定です。29日には朴裕河先生のフーラムがありそれに参加します。30日には友人の伊美香さんにあってライダイハンの事、聞いてきます。私は単なるネトウヨなんかではありませんよ!大高未貴先生も伊美香にも何度も逢ってちゃんと自分の考えを言っています。
なんてデタラメを書いて来ている。
安教授に会うのなら、安教授自身にあんなものを書かないでくれと頼めばいいし、伊美香と友人などという事もあり得ない。「ライダイハンの事聞いてきます」って友人なのに伊美香がどういう思想的な立場かまったく知らないらしい。
この手の根っこから嘘つきは、ネトウヨにはたくさんいる。言う言葉が全て口から出まかせなので、わずかでも信用してはいけないような相手である。
このウヨ君によると大高は自分の番組で、歪曲でない事を証明してくれるらしい。
CH桜の「12日の魔都見聞録で2分間だけ安教授が慰安婦と面談した言う発言部分をアップする」という事だ。
さあ、お立ち合い。
誰か見る人いたら録画しておいてください。