「天皇を神」にしたい人たちの歴史教科書問題(2)
からのつづき
『新編日本史』の執筆者たちが主張した事
[日本会議]の前身組織の一つである[日本を守る国民会議]は、昭和の終わり頃に高校歴史教科書=『新編日本史』(当時原書房)を作成し、長い審議の末1986年5月27日検定を通過した。しかし中国政府から批判がなされ、中曽根康弘首相が文部省に検討を要請。文部省と教科書執筆者の折衡が続いた。この『新編日本史』は後の[つくる会]が造ったような歴史修正主義教科書の走りだがhttp://www.ne.jp/asahi/kyokasho/net21/seimei_03-04.htm、4度にわたる折衡の最後の焦点となったのは、
と『神社新報』は伝えている。
同祇によれば、
という。
「人間とか天皇の神格否定の語句は入れたくない」という事はつまり、『新編日本史』の執筆者たちは、現代においても「天皇は人間だ」とは思っておらず「天皇の神格」を信じているという事である。まだ彼らにとっては、天皇は「神」なのか?
これを読んだ時、ちょっと愕然としてしまったのだが。
(『神社新報』昭和61年7月14日)
我々普通の日本人は「天皇は神だ」などとは思っていない。
ところが、いつの間にか「天皇は神だ」と思いたい人が、文部省の教科書検定をやっていたり、それを教えるために歴史教科書を造り、さらに安倍政権と結びついている今日では、愛国教育と称しながら日本神話の教育を推進しているのである。
(日本会議HP検索 https://cse.google.com/cse?q=%E7%A5%9E%E8%A9%B1&cx=017364469557034180841%3Aipzpv325ous&ie=UTF-8&submit=%E6%A4%9C%E7%B4%A2#gsc.tab=0&gsc.q=%E7%A5%9E%E8%A9%B1&gsc.page=1
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