吉見VS秦 対局 (11)
吉見 それから中国ではですね、4件元慰安婦の方が提訴されて裁判になっておりますけれども、まあ、裁判では敗訴しますけれども、裁判所は事実認定をしてるわけですね。その事実認定の中で、いずれも日本軍が暴行脅迫を用いて連行したということを認定しているわけです。
吉見 ええ、そうです。
秦 これはね、非常に大きな錯覚があるんですよ。
秦 裁判所が認定したと、ね。言われますけどね、10数件そういう訴訟を起しているんですね。全部敗訴なんですよ。というよりね、最初から訴訟を起こしてもね、勝つ見込みはゼロなんですよ。ではなぜ起こすのかというと、そういうことで運動を盛り上げて、たくさんのお仲間を集めて、募金もしてと、いう一種の政治活動、経済活動なんですね。
秦 で、裁判所ではですね、これ何故かって言うと、戦前は国家無答責、国家は責任を負わない、過失についてね。それから一番大事なのはね、時効なんですよ。
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秦 ええ、一番長い時効でも20年なんですよ。
吉見 いや、今問題になっているのはそういう事実があったかどうかという事実認定の話
秦 いや、だから!だから争わないんですよ裁判所は。バカバカしいでしょ!もう最初で時効でだめだとわかっているのにですね。
吉見 裁判所は争わないんじゃないんじゃないですか、
秦 事実認定は争わないんですよ。
吉見 裁判所は事実認定をしてるわけですから。
秦 してないんですよ。
吉見 裁判所の判決に書いてあるから、
秦 だって調査に行ってないから。こういう風にね、陳述をしましたというだけで、それに対してですね、これは間違っているとかそういうことを言ってないんですよ。
吉見 いや、そういうことがあったという事実認定をしているわけですよね。
秦 これ非常にね、だから法学界で論争になってるんですよね。
どうしてね、そういう時に、検事側がですね、それに対して論戦を挑まないのかと、いうことなんだけれども、実際問題として、今の中国の話のようにですね、じゃあ中国から証人を呼んで来てくれったってですね、
中国が応じるはずないでしょう。だからね、それはすり替えなんですよ。
吉見 なんか、筋をはずしていると思いますよ、それは詭弁ですよ。
荻上 あのですね、議論が非常に盛り上がっているんですけれども、残り時間が短くなって、というか、もう残り一分になってしまったので、本当はですね、今後例えば、どういった議論をしていくべきなのかとか、あるいはアジア女性基金など色々な経緯をふまえて、どういったルートがあり得るのか、など伺いたかったんですけど、まあ色々激論がかさむふたりなので、最後ひとことずつですね、この慰安婦問題について、若い世代含めてどういったところに注目して欲しいか、一言お願いします。
秦さん、いかがでしょう。
秦 元々ね、この慰安婦問題というのは、まあ後に支援勢力ということになりますけれども、日本と韓国の支援勢力がですね、やったことなんです、始めたことなんですね。ですから韓国大統領が来てですね、2、3年後に、それで言ったことはね、この問題は、お宅の国の運動家とマスコミが一緒になってね、我々を怒らせたと、ね。
秦 だからね、これはお宅の方で起こした、けしかけた問題ですと、
吉見 え~と、慰安婦問題についてはもう色んな事実が発掘されてきていますので、そういう事実をですね、ぜひ知っていただきたい、ということだと思いますね。それからまあ国際的には、これは性奴隷制度であるという認識は定着をしています。それは根拠がきちんとあるものだと思います。日本政府としてはですね、この問題を解決するためには、戦時性的賠償法案というものが出来ていますので、補償法案というものが出来ていますので、それを通せばこの問題は解決すると思います。